飯田哲也特定非営利活動法人環境エネルギー政策研究所所長

2025年3月13日・第217回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 183 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 231 発言)

御質問ありがとうございます。

こちらの方は、つまり、電力需要に関しては政策と、まさにAIデータセンターの方は、工場よりは、データセンター、もう全てのデータセンターはAI化すると言われているので、それとヒートポンプ、電気自動車の方が増える要素、で、全体としては減る要素という前半の話ですが、ここは不確実性があるんですけれども、少なくともこれが脱炭素電源だから原子力というのはもう明らかにためにする議論であって、原子力はほとんど役に立たないと私は確信しています。

というのは、先ほど資料に書いたとおりですが、新設の原発は約束した期限に間に合ったためしがないと、五年で造るといったものが十数年、ほぼエンドレスです。コストは四倍とかに上がっていきますので、もうほとんどいわゆる一般のエネルギービジネスとして使い物にならないと。

それから、今ある原発、例えばアメリカでスリーマイル原発をデータセンター用に買ったところがありますが、原子力って十四か月に一回、一か月止まるんですね。じゃ、そのときどうするんですかと。もっと怖いのは、原子力は突然止まることもあるわけです。止めざるを得ないこと、止まること。そうすると、百万キロワット単位がいきなり失われたときのデータセンターの被害をあの人たち考えているんだろうかというふうに思います。

だから、小型、いわゆる分散のモジュラーというのが今言われていますが、これは全く絵に描いた餅であって、今世界で動いているSMRというのは中国とロシアの古い小型原発だけであって、炉型がもう何十種類もあって、先ほどのオーストラリアのコストがありましたが、いきなり造り始めるのも、原子力は安くするために大きくなってきた、安く安全にするために大きくなってきたのをもう一回小さくして、全くやっていることがナンセンスで、もうこれはほとんど非現実的な、もう妄想と言ってもいいと思います。

更に言うと、核融合はもっとあさっての話で、もう一〇〇%あり得ない。私、昔、核融合、大学院でやっていますが、もう実用化は可能性ゼロと断言してもいいと私は思います。

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