成瀬道紀株式会社日本総合研究所調査部主任研究員

2025年3月13日・第217回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 53 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 231 発言)

訪問診療につきましては、在宅医療ということですけど、いろんなタイプの患者さんがいらっしゃって、末期がんで一か月ぐらい最後御自宅で過ごす方や難病の方、これはかなり医師が頻繁に訪問した方がよいと思われます。他方で、動けないけれども慢性疾患が一つ二つあって、処方箋を出すのが中心という方もいらっしゃいます。その患者さんの状況に合った形で訪問診療をすべきという考えで、一律に減らせと申し上げるつもりは毛頭ございません。

ただ、今の日本の制度というのは、そうした訪問の必要性がそれほど高くない患者であっても、月二回訪問診療をすると報酬が高くなる。三回、四回してもそんなに高くならないんですけど、二回訪問診療をすると高くなると。そういう決まりに、制度になっているものですから、必要以上に訪問してしまうケースも生じているということがございます。

ただ、これは海外では必要なときに行くということで、月とにかく二回行くとか、まあ月一回のケースもあるんですけど、月二回だと報酬が高くなる、そういう訪問診療というのは本当に我が国独自の制度だと。海外では往診で必要なときに行くというのが基本的な在宅医療の在り方であるというふうに考えており、必要なものはやって、必要ないものに、必要性が低いものに余り行かない方がいいということでございます。

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