運送業界においてドライバーの人手不足、有効求人倍率で見ますと平均の倍以上の高さになっておりますので、人手が不足しているのは事実だと思っています。にもかかわらず、なぜ賃金が上がらないのかというのは、私はこの業界を見ていて思うのは、結局、事業者は、過当競争というのは事業者が多過ぎるという話でして、この多い事業者がみんな求人を出すので有効求人倍率は非常に高くなっているわけですけれども、結局、事業者が多いということを前提に考えますと、荷物、運ばなくちゃいけない荷物の量に対してドライバーが足りていないのかどうかというところは私は分からないと思っています。
もしこれが本当に足りなくなってきた場合には、本来運賃が上がっていくはずなんですね。なので、過当競争の中で、やっぱり運賃が上がらないから賃金を上げられないという状況があるということなので、その人手が不足しているかどうかって、有効求人倍率だけで見ると確かに不足をしていますけれども、実際の総需要量に対して総供給量がマッチしていないという状況にあるのかどうかというのはなかなか分からない。本当に足りていなかったら物流が混乱するはずですけど、今のところは混乱していないというような状況にあると思っています。なので、やっぱりその過当競争の方を是正していくということが私は重要だと思っています。
やり方としましては、例えば、一九九〇年と二〇〇三年に規制緩和が起きて、その後、事業者数が物すごく増えていくわけですけれども、その前の段階は参入において車両保有台数が十台から十五台というふうになっていました。規制緩和によって五台にこれが下がるわけですけれども、十台とか十五台ぐらいの参入規制になると、多分その過当競争の状況というのはかなり是正されるのではないかという声はあります。
ただ、これはやっぱり市場への介入になりますので、非常に慎重な議論が必要になるとは思いますけれども、頭の中で考えたときのやり方としてはそういうことがあり得るというふうには思っております。
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上田勇(公明)
ありがとうございます。
これから、多分もう今、家族構成とか世帯の働き方も大きく変わってきているので、そういう方向に行くことが私も自然なんではないかというふうには思っているんですが、ただ、やっぱりこの問題というのはどうしても、直近の問題として、負担が増える人、それから、変な話すると、得する人と損する人がいるという問題があります。
そうすると、これは段階的にある程度移行していかなければいけないんだろうというふうに思うんですけれども、その辺の、何というか、タイムフレームみたいなことについて何かお考えがあれば御教示いただければと思います。
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29首首藤若菜立教大学経済学部経済政策学科教授
社会保障制度は、私、社会保障自体は専門としていませんので、ちょっと詳しいところまで私が申し上げるのは難しいんですけれども、やはり当然、何ですかね、これまで納めてきてこなかった人たちにこれまでの分を全部納めなさいというような形は難しいと思っております。
ですので、段階的に、今後加入していく人たちに対して適用していくであるとか、あとは、もちろん共働きにするのか片働きにするのかというのは各御家庭で判断されたらいいわけですけれども、片働きにしたとしても、その働いている方が働いていない配偶者の分の保険料もきちんと納めるような形にするとかいうような形の設計をしてい…
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上田勇(公明)
ありがとうございます。
ちょっと話は変わるんですけれども、首藤先生、これまで、今日もちょっとお話しいただいたんですけれども、いわゆる運輸業界についての分析や提言もたくさんされているんですけれども、トラック運送の業界で、非常に素朴な疑問として、これだけドライバーが足りない足りないと言われているのに何で賃金が上がらないのと、もう全く需給のメカニズムが働いていないんじゃないかと常に思っておりまして、その中で先ほど先生からも、やはりこれは過当競争、一面すごく不足している反面、過当競争にもなっているというようなお話だったんじゃないかというふうに思います。
現状…
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- (上の発言)
31首首藤若菜立教大学経済学部経済政策学科教授
運送業界においてドライバーの人手不足、有効求人倍率で見ますと平均の倍以上の高さになっておりますので、人手が不足しているのは事実だと思っています。にもかかわらず、なぜ賃金が上がらないのかというのは、私はこの業界を見ていて思うのは、結局、事業者は、過当競争というのは事業者が多過ぎるという話でして、この多い事業者がみんな求人を出すので有効求人倍率は非常に高くなっているわけですけれども、結局、事業者が多いということを前提に考えますと、荷物、運ばなくちゃいけない荷物の量に対してドライバーが足りていないのかどうかというところは私は分からないと思っています。
もしこれが本当に足りなくなってきた場合には、本来運賃が上がっていくはずなんですね。なので、過当競争の中で、やっぱり運賃が上がらないから賃金を上げられないという状況があるということなので、その人手が不足しているかどうかって、有効求人倍率だけで見ると確かに不足をしていますけれども、実際の総需要量に対して総供給量がマッチしていないという状況にあるのかどうかというのはなかなか分からない。本当に足りていなかったら物流が混乱するはずですけど、今のところは混乱していないというような状況にあると思っています。なので、やっぱりその過当競争の方を是正していくということが私は重要だと思っています。
やり方としましては、例えば、一九九〇年と二〇〇三年に規制緩和が起きて、その後、事業者数が物すごく増えていくわけですけれども、その前の段階は参入において車両保有台数が十台から十五台というふうになっていました。規制緩和によって五台にこれが下がるわけですけれども、十台とか十五台ぐらいの参入規制になると、多分その過当競争の状況というのはかなり是正されるのではないかという声はあります。
ただ、これはやっぱり市場への介入になりますので、非常に慎重な議論が必要になるとは思いますけれども、頭の中で考えたときのやり方としてはそういうことがあり得るというふうには思っております。
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上田勇(公明)
ありがとうございます。
それでは、成瀬参考人にお伺いしたいというふうに思います。
今日は、OTC類似薬を通じた、利用したセルフメディケーションをもっと活用していく、そのことによって今大きな問題点もあります総医療費の伸びを抑えていくというお話、それは私も大変参考になったというふうに思っておりますし、その必要性についてはよく理解をいたしました。
先ほど成瀬先生のお話の中でも、じゃ、どのぐらいの抑制効果があるかというのはちょっとなかなか分からないというようなこともございましたし、これはやりながら、やってみる中での結論が出てくるんだろうというふうに思っては…
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33成成瀬道紀株式会社日本総合研究所調査部主任研究員
ありがとうございます。
OTC類似薬に処方箋を不要とすることは、受診してはいけないということでは決してなくて、薬局に直接行く選択肢も増えるということですので、適宜適切なときにこれまでどおり受診できるし、そこまで受診が必要ではない場合は直接薬局にも行けるということで、受診ができなくなるというものでは全くないというようなことで御理解いただければというふうに思います。
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上田勇(公明)
ありがとうございました。
今日、時間となりましたので、お二人の公述人の先生方には大変貴重なお話を伺うことができまして、誠にありがとうございました。また引き続きいろいろと御意見も伺えればと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
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