ありがとうございます。
今日、皆さんに資料を一枚お配りをしております。これは、一般社団法人ピリカから御提供いただいたもので、この団体は京都大学の研究室から生まれたごみ流出対策のスタートアップで、国連のプロジェクトに採用されたり、また国内においては環境大臣賞なども受賞しておられます。資料は、この団体の調査資料から一部を抜粋させていただいたものです。
この裏表の資料ですけれども、表面の方、このプラスチック被膜肥料というものは米の栽培に使われるものでして、肥料がプラスチックの殻で覆われているためにじわじわとしみ出して、肥料を何度もまく必要がないということで、手間が省けるということで、通称、一発とも呼ばれて、ちょうど代かきの辺り、今頃にまくものというふうに聞いております。農家の手間が大きく省けるということで、従事者も減って高齢化も進む中、省力化に大きな役割を果たしているということです。どのくらいの量が使われているのかというと、ふりかけ御飯をイメージしていただくと、ちょうどそのふりかけぐらいの量が、このプラスチック被膜肥料、使われているんだということでした。
課題ですのは、このプラスチックの殻が田んぼから流出をして海に流れ込むことで汚染の原因の大きな一つになっているということ、特定できるものの中では人工芝に次いで二番目に多い流出源となっているということでした。米どころ秋田の選出の私ですので、この解決をと願い、環境委員会にいるときからこのことを取り上げてまいりました。
先ほどのこのピリカという団体の調査によって判明した事実や、また様々な指摘がなされたこともあって、三年前の二〇二二年一月には全農も、二〇三〇年にプラスチックを使用した被膜肥料に頼らない農業というものを宣言をしております。
二年前、五月に本委員会で私が農水省としての取組をお伺いをした際には、この被膜肥料の国内の供給量を把握していきたいとの御答弁を頂戴しております。これはその後把握をされたんでしょうか。
134
紙智子(共産)
はい。
時間になりましたので、国民の皆さんの手に早く届く対策を取っていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
この発言のページ
135
寺田静政府参考人など
寺田と申します。本日もよろしくお願いいたします。
私は、本日は、農水省所管分野におけるプラスチックごみ対策についてお伺いをしたいと思います。
前回は漁業関係の法案でありましたけれども、二〇五〇年には海には魚よりもプラスチックの方が重量比で多くなるという指摘がされておりまして、この海洋のプラスチック汚染は深刻なものとなっています。様々な生活の場面で使われたプラスチックが、年間八百万トンという量が不適切な管理や廃棄などにより海に流出をして、自然分解もされず、そして、そのプラスチックは魚介類などに蓄積をされることで私たちが口にして人体に戻ってきているという…
この発言のページ
136松松尾浩則農林水産省農産局長
お答えいたします。
二〇二一年六月に制定されたプラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律の参議院での附帯決議の十三ということでございます。
「漁具及び農業用の器具等に係る使用済プラスチック使用製品による環境汚染を防止するため、これらの環境への流出状況を把握し、その流出量の削減及び回収のため、漁具マーキングや報告体制の整備など必要な措置を行うとともに、自然循環する生分解性素材等による海洋環境に悪影響を最大限軽減できる代替製品の研究開発に一層努めること。」となっております。
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- (上の発言)
137
寺田静政府参考人など
ありがとうございます。
今日、皆さんに資料を一枚お配りをしております。これは、一般社団法人ピリカから御提供いただいたもので、この団体は京都大学の研究室から生まれたごみ流出対策のスタートアップで、国連のプロジェクトに採用されたり、また国内においては環境大臣賞なども受賞しておられます。資料は、この団体の調査資料から一部を抜粋させていただいたものです。
この裏表の資料ですけれども、表面の方、このプラスチック被膜肥料というものは米の栽培に使われるものでして、肥料がプラスチックの殻で覆われているためにじわじわとしみ出して、肥料を何度もまく必要がないということで、手間が省けるということで、通称、一発とも呼ばれて、ちょうど代かきの辺り、今頃にまくものというふうに聞いております。農家の手間が大きく省けるということで、従事者も減って高齢化も進む中、省力化に大きな役割を果たしているということです。どのくらいの量が使われているのかというと、ふりかけ御飯をイメージしていただくと、ちょうどそのふりかけぐらいの量が、このプラスチック被膜肥料、使われているんだということでした。
課題ですのは、このプラスチックの殻が田んぼから流出をして海に流れ込むことで汚染の原因の大きな一つになっているということ、特定できるものの中では人工芝に次いで二番目に多い流出源となっているということでした。米どころ秋田の選出の私ですので、この解決をと願い、環境委員会にいるときからこのことを取り上げてまいりました。
先ほどのこのピリカという団体の調査によって判明した事実や、また様々な指摘がなされたこともあって、三年前の二〇二二年一月には全農も、二〇三〇年にプラスチックを使用した被膜肥料に頼らない農業というものを宣言をしております。
二年前、五月に本委員会で私が農水省としての取組をお伺いをした際には、この被膜肥料の国内の供給量を把握していきたいとの御答弁を頂戴しております。これはその後把握をされたんでしょうか。
138松松尾浩則農林水産省農産局長
被膜肥料に係る生産量ということでございます。
私ども今把握しておりますのは、被膜肥料の国内の製造業者における生産量ということでございますけれども、令和三年が約十三万トン、令和四年が約十二万トン、令和五年が約十万トンというふうに承知しております。
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139
寺田静政府参考人など
順調に一応減ってきているということであると思います。
また、令和二年から五年度まで実施をされているこの肥料の被膜殻の流出防止に関する調査で得られた知見についてお知らせください。
この発言のページ
140松松尾浩則農林水産省農産局長
農林水産省におきましては、プラスチック被膜肥料の被膜殻の効果的な流出防止を検討するため、三年を掛けて流出実態調査というものを実施いたしました。
概要を説明いたしますと、令和二年度、これは水田での被膜殻の流出時期を調査したものでございますけれども、全流出量の約九割が代かき後の落水のタイミングで発生していると。それから、令和三年度は、代かき時の水位と被膜殻の流出量の関係ということで調査いたしました。これ、低水位で代かきを行うことで、通常水位の代かきの十分の一まで流出が抑えられるということが分かりました。それから、令和五年度では、低水位での代かきの条件を変え…
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