村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長

2025年5月22日・第217回国会 参議院 内閣委員会 第16号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 24 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 116 発言)

お答えいたします。

今、ダイバーシティーというところ、今回の御説明の中では、女性の母数を増やす中での女性の拡大というところで取り上げさせていただきましたが、女性というのはダイバーシティーの一部でしかないというふうに考えています。

AIの開発というのは、二〇一〇年代に開発者が三十代の白人男性しかいないということが非常に問題になっていました。参考人のどなたかが例に出されていた黒人の差別的なAIのシステムができたというところも、そういったことが原因で起きています。

そういったそのAIとしてつくられたものがリスクがあるかどうかというのは多様な見方がありまして、そこをしっかりと、国にとって、あるいは国民にとって害のないAIというものをどうつくっていくのかというのは非常に重要なところだと思っています。これに関しては技術的な側面と倫理的な側面という二つあると思っています。

まず、倫理的に許されないものは何なのか、物理的に許されないものは何なのか。AIがやって駄目なものという以前に、人間としてやって駄目なものというのは法律で罰せられるべき、そして、AI独自のことで、既存の法律でカバーできないものが当法案で、今罰則はないものではあるんですけれども、しっかりとそこを避けるようにということを責務としてやっていくということが重要なんだというふうに思っています。

最後に、技術的なところに関しまして言うと、倫理的なところで駄目ということを技術的に捉えられるかというのは別な問題なんですね。そこは技術力が必要になってくるので、先ほど言っていたその人材の確保というところが必要になってくるかというふうに存じます。

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