お答えいたします。
今、ダイバーシティーというところ、今回の御説明の中では、女性の母数を増やす中での女性の拡大というところで取り上げさせていただきましたが、女性というのはダイバーシティーの一部でしかないというふうに考えています。
AIの開発というのは、二〇一〇年代に開発者が三十代の白人男性しかいないということが非常に問題になっていました。参考人のどなたかが例に出されていた黒人の差別的なAIのシステムができたというところも、そういったことが原因で起きています。
そういったそのAIとしてつくられたものがリスクがあるかどうかというのは多様な見方がありまして、そこをしっかりと、国にとって、あるいは国民にとって害のないAIというものをどうつくっていくのかというのは非常に重要なところだと思っています。これに関しては技術的な側面と倫理的な側面という二つあると思っています。
まず、倫理的に許されないものは何なのか、物理的に許されないものは何なのか。AIがやって駄目なものという以前に、人間としてやって駄目なものというのは法律で罰せられるべき、そして、AI独自のことで、既存の法律でカバーできないものが当法案で、今罰則はないものではあるんですけれども、しっかりとそこを避けるようにということを責務としてやっていくということが重要なんだというふうに思っています。
最後に、技術的なところに関しまして言うと、倫理的なところで駄目ということを技術的に捉えられるかというのは別な問題なんですね。そこは技術力が必要になってくるので、先ほど言っていたその人材の確保というところが必要になってくるかというふうに存じます。
21
山本啓介(自民)
AIに関してもそうでありますし、デジタルの技術もそうでありますけれども、もうそんなに新しいものではなくて、長い年月掛けて各国が取り組んでいて、民間においては、非常に大きな巨大IT企業などにおいては、もう更なるデータの更新というか、どんどん技術の更新が行われていくわけですけれども、そういう取組の中においても、なおかつ今日御出席の参考人の方々は、こういったルールについてはまだこれからなんだと、日本の取組についてはまだリーダーとしてもやっていけるんだと、これからこの世界観においてはしっかりとしたルールメーキングをやっていく必要性があると。そこにおいてのビジネス…
この発言のページ
22永永沼美保一般社団法人日本経済団体連合会デジタルエコノミー推進委員会国際戦略WG主査/日本電気株式会社CDO Office主席プロフェッショナル
ありがとうございます。
こちらについては、特にルールメークというところの観点でのお話もあったと思うんですけれども、ルールの形成は幾つかのレイヤーがあるというふうに捉えております。
非常に我々と同じ方向を向く方々との議論であったり、それから民間同士の話であったり、あるいはもっとハイレイヤーな話、例えば国際連合であったりとかそういったようなところでも、いろんなフレームワークとかそういったようなところがやはり議論をされていく中で、やはり、我々民間も含めてでございますが、何が基本的に譲れないものであるかと、ここだけは、この部分というところは担保されなければな…
この発言のページ
23
山本啓介(自民)
時間がなくなってまいりました。
最後に満を持して、満を持しているのはこっちなんですけども、村上参考人にお尋ねしたいと思いますけど、説明というか、お話の最後の辺りにダイバーシティーという言い方があったですかね。やはりこれは、この世界観においてはまだまだ常識がないということであれば、間違った常識がそこで確立されたならば、人類というのは物理的なものを介さなくてもやはり影響を受けるんだと私も思います。多くの論文を発出している大学のものが検索に引っかかりやすいように、そういう世界観ではあるんだと思います。
そういったことを踏まえて、このガードレールとなるものを…
この発言のページ
- (上の発言)
24村村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長
お答えいたします。
今、ダイバーシティーというところ、今回の御説明の中では、女性の母数を増やす中での女性の拡大というところで取り上げさせていただきましたが、女性というのはダイバーシティーの一部でしかないというふうに考えています。
AIの開発というのは、二〇一〇年代に開発者が三十代の白人男性しかいないということが非常に問題になっていました。参考人のどなたかが例に出されていた黒人の差別的なAIのシステムができたというところも、そういったことが原因で起きています。
そういったそのAIとしてつくられたものがリスクがあるかどうかというのは多様な見方がありまして、そこをしっかりと、国にとって、あるいは国民にとって害のないAIというものをどうつくっていくのかというのは非常に重要なところだと思っています。これに関しては技術的な側面と倫理的な側面という二つあると思っています。
まず、倫理的に許されないものは何なのか、物理的に許されないものは何なのか。AIがやって駄目なものという以前に、人間としてやって駄目なものというのは法律で罰せられるべき、そして、AI独自のことで、既存の法律でカバーできないものが当法案で、今罰則はないものではあるんですけれども、しっかりとそこを避けるようにということを責務としてやっていくということが重要なんだというふうに思っています。
最後に、技術的なところに関しまして言うと、倫理的なところで駄目ということを技術的に捉えられるかというのは別な問題なんですね。そこは技術力が必要になってくるので、先ほど言っていたその人材の確保というところが必要になってくるかというふうに存じます。
25
山本啓介(自民)
何か箱庭みたいなものを作っていくような世界観を持っていたんですけれども、やはり人間がつくるというもの、人間が駄目なものはAIでも駄目だというところは譲れないし、私ども日本人というのは非常に謙虚な国民性もあります。それこそが世界でやはりルールメーキングしていくにふさわしい立ち位置かなというふうに感じました。
ありがとうございました。終わります。
この発言のページ
26
石垣のりこ(立憲)
立憲民主・社民・無所属会派の石垣のりこと申します。
本日は、四人の参考人の皆様、それぞれのお立場から貴重な御意見、誠にありがとうございました。
今回の法案、そして、昨今、このAIを取り巻く様々な話題、ニュースなどを見聞きしておりまして、私、ロボットを研究することは人間を深く知ることだという、このアンドロイドサイエンス、ロボット研究者の一人者の方がおっしゃっていた言葉を思い出すんですけれども、このAI開発においても、ニューロンの数理モデルですよね、脳神経系を基にしてということもありまして、これ基本は、このヒューマンアンドロイドサイエンスにも通じるという…
この発言のページ
27村村上明子独立行政法人情報処理推進機構AIセーフティ・インスティテュート所長
ありがとうございます。
これは私の私見でございますけれども、AIは人間に寄り添ったり共感するふりはできると思うんですけれども、そこが本当に人間のためになって人間のことを考えているかということを保証できない。これは実は人間関係も同じなんですけれども、機械に関して言うと、相手のことを信じるかどうかというときに、相手の機械を人間と同じように信用できるかというところが、恐らく人間にとってのAIが仲間になれるかの違いなのかなというふうに思っています。
ちょっと御質問の趣旨とは違うかもしれないんですけど、AIができないことというより、人間がAIに対しての感情の障…
この発言のページ