現状直面している課題を見ますと、さっき言ったネットフリックスだとかドラマ制作費というのを見ますと、独自のドラマに対する出演料の高さというのはもう比較にならないほど高いんですね。俳優さんに対するペイメントもいいわけなんですが。そうした中でもやっぱりNHKがどうやって差別化を図っていくか。
あるいは、受信料払わなくてもいいんじゃないかなんという政治活動をしている人たちもいるわけなので、そこの中で、やっぱりNHKは持っておいた方がいい、ネットもいい情報を流している、うそはないというようにしていくためには、しかも公共の受信料払ってもいいと、でも、余りこれが高くなっていってしまうと、何だか意味がないんじゃないかという運動がまたすごくなってしまう。
そこで、私は、新技術について、もうちょっと予算を掛けてやっていくべきなんじゃないかと思うんです。
先ほどからもAIの話出ていましたけど、世の中は今、問題解決にAIを活用するという言葉が散乱しているんですが、具体的に何にAIが取り込まれているのかというのがいまだにちょっとよく分からない。NHKは現実的にAIの活用によって合理的な効果を生み出しているもの何があるのか、紹介してください。
151山山名啓雄日本放送協会専務理事
お答えいたします。
インターネット必須業務化では、スマートフォン向けの公式アプリなどで命と暮らしを守る正確な情報をお届けしていく予定でございます。
スマートフォンは、位置情報機能ですとか地図、プッシュ通知など、インターネットの特性を活用できるのが特徴です。どこで被害が出ているのか、危険な場所はどこなのか、避難所が開設されているのはどこなのか、こうした情報を災害情報マップとして提供することも計画しております。
放送は俯瞰した情報の伝達を得意としているのに対しまして、インターネットは個々の視聴者にきめ細かい情報を直接届けることができるという特性がござい…
この発言のページ
152
石井苗子(維新)
現在はなかなか、そういうふうに被害者が困っているのは何かを調べてブラッシュアップしていくということが遅いんではないかと思うんですが。
レスキュー部隊で働いていたときに、事故や災害情報の発信に関して正しい報道というのはNHKがしていると。いろんな放送がありますけれども、NHKを皆さん見ていたというような実感があります。国民からの信用は厚く、これからも公共放送が果たすべき役割としても、最も正しい情報というのは重要だと思われるんですが。
現在、その予算見ていますと、番組制作費が最も高いジャンルですが、これがドラマになっているんですけれども、経営改善のために…
この発言のページ
153稲稲葉延雄日本放送協会会長
私、何よりも重要だと考えておりますのは、やはり幅広い世代の視聴者の皆様にNHKの公共的価値を実感していただけるように、コンテンツの質、量共に充実させるということだと思っています。コンテンツ戦略の六つの柱を掲げまして、資源配分の基準としながら、選択と集中を進めて番組制作費の圧縮を図りつつ、コンテンツに経営資源を重点配分していると、そういうことでございます。
二〇二五年の予算では、構造改革を進める中でも、ニュース、解説ジャンルの番組制作費につきましては、コンテンツの質、量に影響が生じないように必要な予算は確保してございます。また、報道取材費に関しましては、…
この発言のページ
- (上の発言)
154
石井苗子(維新)
現状直面している課題を見ますと、さっき言ったネットフリックスだとかドラマ制作費というのを見ますと、独自のドラマに対する出演料の高さというのはもう比較にならないほど高いんですね。俳優さんに対するペイメントもいいわけなんですが。そうした中でもやっぱりNHKがどうやって差別化を図っていくか。
あるいは、受信料払わなくてもいいんじゃないかなんという政治活動をしている人たちもいるわけなので、そこの中で、やっぱりNHKは持っておいた方がいい、ネットもいい情報を流している、うそはないというようにしていくためには、しかも公共の受信料払ってもいいと、でも、余りこれが高くなっていってしまうと、何だか意味がないんじゃないかという運動がまたすごくなってしまう。
そこで、私は、新技術について、もうちょっと予算を掛けてやっていくべきなんじゃないかと思うんです。
先ほどからもAIの話出ていましたけど、世の中は今、問題解決にAIを活用するという言葉が散乱しているんですが、具体的に何にAIが取り込まれているのかというのがいまだにちょっとよく分からない。NHKは現実的にAIの活用によって合理的な効果を生み出しているもの何があるのか、紹介してください。
155寺寺田健二日本放送協会理事・技師長
お答えします。
NHKの放送技術研究所では、番組制作を支援する技術やユニバーサルサービスにつながるAIの研究開発を進めております。これまでに、過去の白黒映像をAIでカラー化する技術、音声合成を活用してニュースや気象情報を読み上げる技術などの研究開発をし、実用化してきました。現在も、映像の内容を説明するテキストデータを自動生成するシステムや、ニュースを手話に翻訳してCGアニメーションを作成する技術などの研究開発を進めているところです。
引き続き、研究開発やその検証を通して、AI技術に関するスキル、ノウハウを蓄積するとともに、AI技術の導入、活用について…
この発言のページ
156
石井苗子(維新)
AIの技術者というのは、NHKに特化した部門がないんですね。開発に係っているコンテンツをつくっているところと基本的な研究所のところでその応用をする人たちという人たちがいて、それを、AIをこれからどう使っていくのか。
この間、手話を人気アニメの大きな映像にしてやるのを見させていただいたんですけれども、講演者よりそっちの手話の方を見ている人の方が多かったりなんかしたという現象もあったんですが、あれは手話に対してはすごくいい影響力を持っていると思います。あと、古い白黒を新しいカラーに変えるというようなことでこのAIを使っているという話なんですが。
先ほども…
この発言のページ
157山山名啓雄日本放送協会専務理事
お答えいたします。
国内ニュースでの日本語でのAI音声読み上げにつきましては、総合テレビの定時ニュースで短いニュースを伝える際ですとか、一部の地域放送局でのラジオの気象情報、それに政見・経歴放送にも使用しております。また、能登半島地震の際には、生活に必要なライフライン情報を長期的そして安定的に届けるため、AIアナウンスを活用しました。
AI音声の活用によって、例えば災害時にアナウンサーが現地での中継や取材といった人間でしか対応できない業務に当たることができ、その結果、視聴者サービスの向上につながるというふうに考えて、利用を進めているところでございます…
この発言のページ