今がいわゆる静かな有事という状況であるという認識は、私は委員と共通して持っておるところでございます。
基礎年金の保険料拠出期間を四十年から四十五年に延長するということは、基礎年金の給付水準を向上させるために有効な方策ではあります。また、委員御指摘のように、前回の検証と比べて所得代替率は改善をいたしました。追加的な保険料負担をお願いすることになります。
こういうことを踏まえまして、昨年に取りまとめました社会保障審議会年金部会の議論の整理では、引き続き議論を行うという形で、今回の改正での対応を見送ったというふうに聞いておるところでございますが、この措置につきましての、今回の法案にはこの措置についての検討規定も盛り込まれておりまして、引き続き、国会での御議論、次期財政検証の結果も踏まえつつ議論を深めてまいるところでございます。
なお、三号被保険者の話でございます。これも委員御指摘になりましたように、病気、育児、介護などの理由で働けない方、そういう属性の方々がおられることはこれまた事実でございまして、今般の年金制度改正では将来的な見直しの方向性について意見がまとまりませんでした。引き続き、被用者保険の適用拡大を進めることで第三号被保険者の対象者を縮小していくということを基本とした上で、今回の年金改正法に付されました検討規定に基づき、第三号被保険者の実態、これを精緻に分析をしていかねばならぬと思っております。
定性的に病気、育児、介護、そういうような理由で働けない方ということは、おられるということは分かるんですけど、これはどういうふうな実態なのかということを精緻に分析をいたしませんと議論は進みませんので、これを精緻に分析をしながら、国会での御指摘も踏まえて議論を深めてまいりたいと思っております。
問題意識は委員と共有するものでございます。
205
猪瀬直樹(維新)
日本維新の会の猪瀬直樹です。
石破総理とは医療費の削減について度々議論を重ねてきました。その議論を通じて、総理とは、医療費を始めとした社会保障費の膨張を食い止めなければ、あの昭和十六年のようにこの国は滅びかねないという、そういう深刻な危機意識を共有できていると思います。
そこで、重ねて今日は申し上げたいのは、総理はGDP一千兆円を目指すとおっしゃっています、宣言している。全く賛成です。そこで、人口減少社会の中で、人手不足の解消が非常に難しい、労働市場をより深掘りするしかないだろうと思うんですね。言わば労働力不足のための平和的な国家総動員体制ですよね、…
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206
石破茂(自民)内閣総理大臣
猪瀬委員の御所論にはいつも感銘を受けることが多いところであります。私も、三十年前からずっと委員の御著書を読ませていただいて勉強させていただいておるところでございます。
その上でのお尋ねでございますが、在職老齢年金制度は高齢者の就業意欲を阻害するんだと、そういう御指摘もあったことから、今回の法案では、現役世代の収入水準や高齢者の就労実態等に照らしまして、年金の減額を行う水準を今の五十万円から六十二万円と、このように緩和する見直しを行ったところでございます。
これで高齢者の方々の就業行動に関する変化がどうなるのか、これあらかじめ見込むのは難しいのですが、…
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207
猪瀬直樹(維新)
六十二万円と七十一万円と全廃と三つあったら、一番低いところに落としちゃったんですよね。だから、もうちょっとやり方あったと思うんですね。
そこで、もう一つ今回の法案に含まれなかった国民年金の納付期間を六十五歳まで五年間延長する件なんですけど、これだけ仕事を持つ高齢者が増えている中で、七十歳まで納付が続く厚生年金との公平性を考えても妥当な改正なはずなんですが、昨年七月にこれ見送りになっているんですよ。この納付期間延長案というのは、昨年の七月の財政検証結果においても、今回の法案にある厚生年金積立金の流用案よりも所得代替率の改善効果が高いことが示されているんで…
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- (上の発言)
208
石破茂(自民)内閣総理大臣
今がいわゆる静かな有事という状況であるという認識は、私は委員と共通して持っておるところでございます。
基礎年金の保険料拠出期間を四十年から四十五年に延長するということは、基礎年金の給付水準を向上させるために有効な方策ではあります。また、委員御指摘のように、前回の検証と比べて所得代替率は改善をいたしました。追加的な保険料負担をお願いすることになります。
こういうことを踏まえまして、昨年に取りまとめました社会保障審議会年金部会の議論の整理では、引き続き議論を行うという形で、今回の改正での対応を見送ったというふうに聞いておるところでございますが、この措置につきましての、今回の法案にはこの措置についての検討規定も盛り込まれておりまして、引き続き、国会での御議論、次期財政検証の結果も踏まえつつ議論を深めてまいるところでございます。
なお、三号被保険者の話でございます。これも委員御指摘になりましたように、病気、育児、介護などの理由で働けない方、そういう属性の方々がおられることはこれまた事実でございまして、今般の年金制度改正では将来的な見直しの方向性について意見がまとまりませんでした。引き続き、被用者保険の適用拡大を進めることで第三号被保険者の対象者を縮小していくということを基本とした上で、今回の年金改正法に付されました検討規定に基づき、第三号被保険者の実態、これを精緻に分析をしていかねばならぬと思っております。
定性的に病気、育児、介護、そういうような理由で働けない方ということは、おられるということは分かるんですけど、これはどういうふうな実態なのかということを精緻に分析をいたしませんと議論は進みませんので、これを精緻に分析をしながら、国会での御指摘も踏まえて議論を深めてまいりたいと思っております。
問題意識は委員と共有するものでございます。
209
猪瀬直樹(維新)
だから、今の第三号被保険者も、精緻な分析すれば、例外は幾つかあっても、大きな塊としてはやっぱり労働力市場に参入できるはずだし、大変、その必要なリスキリングなどをやりながらの有効な労働力になるはずだと僕は思っております。
それで、もう時間もありませんので最後に一言申し上げておきますが、やっぱりこれ、年金というのは余りその圧力団体とかないので、やっぱり国民会議というのをつくって、超党派で、こういうことやったらいいんじゃないかと思うんですね。社会保障国民会議みたいのを超党派でつくって国会でやりたいというふうに思っておりますので、それについて前向きに一言お願い…
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210
石破茂(自民)内閣総理大臣
これは昨日の党首討論において前原共同代表にもお答えをしたところでございますが、そういうような議論をする場というのは私は必要なんだと思っております。
委員御指摘のように、何かの圧力団体があってということでもございません。これは政争の具にするものでもございません。その在り方についていろんな御議論を賜りたいと思いますが、そういうような会議体になるのかどうか、そういうように、誰でも見える、そして多くの人が参加をする、意外と自分と関係のない分野については何も知らないということが多いので、そういうことがないように、透明性を持った、そして多くの方が参加する会議体、議…
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211
猪瀬直樹(維新)
時間が来ましたので、終わりにします。どうもありがとうございました。
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