防衛力の抜本的強化の検討に際しましては、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙していく中で、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを始めとする様々な検討を行いまして、必要となる防衛力の内容を導き出したところでございます。
この際の安全保障環境に対する基本的認識やここで導き出した防衛力の内容は、現在でも引き続き妥当なものであると考えております。防衛省としましては、今後とも、閣議決定された防衛力整備計画に基づいて防衛力の抜本的強化を達成すべく努めてまいります。
御指摘の防衛計画、整備計画の内容につきましては、令和七年度計上分まで、例えば、〇三式中SAM改能力向上型、護衛艦、哨戒艦、スタンドオフ電子戦機といった装備品の取得が五年間の計画の六〇%に達していないところでありますが、現時点で一部の装備品の取得を取りやめるということは考えておりません。
引き続き、防衛力の整備の一層の効率化、合理化を徹底しつつ、防衛力抜本的強化実現に向けまして、適正に予算を計上してまいる次第でございます。
そして、この四十三兆円の防衛力整備計画のうち、人件・糧食費の約十一兆円につきましては、防衛力整備計画の策定時の給与水準を基に五年間で必要となる額を算出したものでありまして、政府として自衛官の処遇改善等に努めている中において、必ず必要な経費と考えております。
実際に令和五年度から令和七年度までの間の補正予算を含めた予算計上額を踏まえますと、防衛力整備計画対象経費全体については、既計上額が五年間の計画額の約五五%に当たる二十三・八兆円、未計上額が約十九・二兆円であるのに対して、人件・糧食費については、既計上額が五年間の計画額の約六二%に当たる約六・八兆円、未計上額が約四・二兆円になっておりまして、適切な予算を計上しているものと認識をいたしております。
今後とも、引き続き予算の計上をしまして、与えられた予算をもちまして隊員の人的基盤の強化、また任務達成に努めてまいりたいと考えております。
234
岩屋毅(自民)外務大臣
郷土を同じくする白坂委員とこうやってやり取りできることを大変うれしく思います。
この同盟強靱化予算に対する評価というお尋ねだったと思いますけれども、これは、言うまでもなく、在日米軍の円滑かつ効果的な運用を支えるとともに、日米同盟の抑止力、対処力を強化するために重要な予算だと思っております。したがって、自由で開かれたインド太平洋というものの礎にもなっているというふうに思っております。
トランプ大統領の御発言に一々コメントすることは控えますが、そういう大きな役割を果たしているというふうに考えております。
この発言のページ
235岩岩城利明会計検査院事務総局第二局長
お答えいたします。
会計検査院は、在日米軍関係経費を含めた防衛予算の執行につきまして多角的な観点から検査を実施しており、委員御紹介のとおり、平成三十年四月に、在日米軍関係経費の執行状況等について報告するなどしております。
会計検査院といたしましては、国会での御議論等も踏まえながら、在日米軍関係経費を含めた防衛予算の執行につきまして、引き続き適切に検査を実施してまいりたいと考えております。
この発言のページ
236
白坂亜紀(自民)
ありがとうございました。
次に、防衛装備品の整備規模の在り方についてお尋ねをいたします。
閣議決定文書である防衛力整備計画は、日本周辺の軍事動向や日米安全保障条約を前提とした米国との関係等を踏まえた極めて現実的なシミュレーションに基づき策定されたと理解しております。一方で、このシミュレーション当時とは異なり、現在では、米国でトランプ政権が誕生しております。
政府に伺いますが、現状の日本周辺の軍事動向を踏まえても、当時の極めて現実的なシミュレーションによって導き出した防衛装備品の整備規模は、極東軍事情勢が緊迫の度を増す中で、現在も妥当な規模だという認…
この発言のページ
- (上の発言)
237
中谷元(自民)防衛大臣
防衛力の抜本的強化の検討に際しましては、戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙していく中で、国民の命を守り抜けるのか、極めて現実的なシミュレーションを始めとする様々な検討を行いまして、必要となる防衛力の内容を導き出したところでございます。
この際の安全保障環境に対する基本的認識やここで導き出した防衛力の内容は、現在でも引き続き妥当なものであると考えております。防衛省としましては、今後とも、閣議決定された防衛力整備計画に基づいて防衛力の抜本的強化を達成すべく努めてまいります。
御指摘の防衛計画、整備計画の内容につきましては、令和七年度計上分まで、例えば、〇三式中SAM改能力向上型、護衛艦、哨戒艦、スタンドオフ電子戦機といった装備品の取得が五年間の計画の六〇%に達していないところでありますが、現時点で一部の装備品の取得を取りやめるということは考えておりません。
引き続き、防衛力の整備の一層の効率化、合理化を徹底しつつ、防衛力抜本的強化実現に向けまして、適正に予算を計上してまいる次第でございます。
そして、この四十三兆円の防衛力整備計画のうち、人件・糧食費の約十一兆円につきましては、防衛力整備計画の策定時の給与水準を基に五年間で必要となる額を算出したものでありまして、政府として自衛官の処遇改善等に努めている中において、必ず必要な経費と考えております。
実際に令和五年度から令和七年度までの間の補正予算を含めた予算計上額を踏まえますと、防衛力整備計画対象経費全体については、既計上額が五年間の計画額の約五五%に当たる二十三・八兆円、未計上額が約十九・二兆円であるのに対して、人件・糧食費については、既計上額が五年間の計画額の約六二%に当たる約六・八兆円、未計上額が約四・二兆円になっておりまして、適切な予算を計上しているものと認識をいたしております。
今後とも、引き続き予算の計上をしまして、与えられた予算をもちまして隊員の人的基盤の強化、また任務達成に努めてまいりたいと考えております。
238
白坂亜紀(自民)
ありがとうございました。次の質問も答えていただいたようなんですが、トランプ政権との交渉がどう展開しようとも、人件・糧食費を削るということは絶対にあり得ないということを今明言していただきました。ありがとうございます。
次の質問に行きます。
トランプ大統領による関税措置について、岩屋大臣にお伺いをいたします。
岩屋大臣は、重光葵先生に続き、大分から二人目の外務大臣です。重光先生は、戦中戦後、激動の時代、日本外交に力を尽くされました。岩屋大臣も、トランプ関税に敢然と立ち向かっていただき、日本の国益を守り、国民の生命、財産を守り抜いていただきたいと思います…
この発言のページ
239
岩屋毅(自民)外務大臣
米国のこの度の関税政策は、もう世界中の貿易に大きな影響を与えているわけでございますが、それは米国とて決して例外ではないというふうに思っております。既に、御指摘があったように、マーケット、為替、物価等々、様々な影響が出てきていると承知をしておりますが、事態はいまだなお進行中であって、極めて流動的でありますので、私の立場から、その米国経済にもたらす影響について予断を持って申し上げることは控えたいと思います。
一方、我が方の立場ですけれども、この米国の関税措置は極めて遺憾であるということを交渉担当の赤澤大臣からしっかりと述べた上で、日米両国において、あくまで…
この発言のページ
240
白坂亜紀(自民)
ありがとうございます。
ほかにも、関税措置による悪影響として、米国と世界各国との関係に亀裂が生じ、米国が国際社会の中で孤立するリスクがあるとの指摘もございます。
こうした中、中国の習近平国家主席が四月に東南アジア三か国を歴訪し、各国と経済面での協力を確認しました。中国は、東南アジア諸国が米国から高い関税を課せられ、米国の代わりとなる大きな市場を必要としている状況を好機と捉えているのではないかと思います。
しかし、シンガポールのシンクタンクは、東南アジア諸国が米、中の選択を迫られるような状況を望んでいないとの分析を示しました。日本としても、東南アジア…
この発言のページ