田尻貴裕内閣官房GX実行推進室次長兼経済産業省大臣官房審議官

2025年5月27日・第217回国会 参議院 経済産業委員会 第11号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 38 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 187 発言)

お答え申し上げます。

我が国がGXを進めるのは、国内投資を喚起し、事業者の産業競争力を高めることで排出削減と経済成長の同時実現を目指すということは、大臣から先ほど答弁させていただいたとおりでございます。

このように、GX投資が事業者の競争力強化につながるのは、国際的に二〇五〇年カーボンニュートラルなどの目標に向けた脱炭素の動きが官民で加速する中で、GXに関する取組を先んじて行うことがグローバル市場で優位に立つために不可欠な要素となっているからでございます。仮にGXに関する取組が遅れれば、国際的なサプライチェーンからも排除されるリスクもあるというふうにも言われてございます。

排出量取引制度に関しましても、既に三十六の国と地域で導入をされてございまして、我が国において制度の導入を進めることは待ったなしの状況であるとも考えてございます。

こうしたGXをめぐる激しい国際環境がまさに委員御指摘のその前提というふうになっているというふうにも考えている中で、その中で事業者がGX投資を前向きに行うことを後押しするために、大臣が先ほど答弁したような成長志向型カーボンプライシング構想に基づき、本法案において排出量取引制度の詳細を措置することとしているところでございます。

本法案の策定に当たりましては、既に先行する国、地域の制度内容や実施状況などを参考にしているところでございますけれども、今後詳細の設計をするに当たりましても、国際的な動向を踏まえるのはもちろんのこと、我が国としてエネルギー安定供給、経済成長、脱炭素が同時に実現できるように検討を進めてまいりたいと考えてございます。

その上で、成長志向型カーボンプライシングを始めとしたGX政策を進めるに当たりましても、グローバルな政治、経済や排出削減の進捗状況も含めて継続的に点検を行っていく中で、必要に応じて不断の見直しをしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

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