遅いという御批判はたくさんいただいております。消費者の方々からすれば、出すんだったらもっと早く出せばよかったじゃないかという気持ちはよく分かります。
しかし、急激な上昇が起こったのは昨年の九月です。六月ぐらいから兆候はありましたが、兆候の段階で出せるはずがない、まずは。そして、九月の段階でも、私の地元の方々、その頃は大臣になっておりませんでしたから、いろいろな方々、私のところは畜産県ですけれども、米を作っている人はたくさんいますよ。これでやる気になった、これぐらいの値段であれば、まあ一生懸命米を作ろうと。人によっては、人に預けとったけれども土地を返してもらって、そして自分でまた米を作ろうというような声も聞きました。
今、公明党の先生から合理的な価格形成の御質問をいただきましたが、米についても対象にする予定です、この法案においては。ですから、合理的な価格形成がもしされるのであれば、この価格上昇はいいと思っていたんですが、余りにもひどい。十一月末で一度出て、十二月末で出て、余りにも集荷業者に米が集まっていない。二十一万トン、何度も言いましたが。
そういう状況で、やはり、政策を転換するのに大事なことは、エビデンスに基づくポリシーメイキングですよ。エビデンスがそろっていないのに、例えばスーパーの価格だけを見て、目的外というふうには言いませんけれども、備蓄米は、元々、価格に着目してためているものではありません。国民が、本当に米がない、食べ物がないというときに出すことを目的としておりますので、それ以外のところで出すことであれば、いわゆる食糧法において整合性があるのか、財政法上どうなのか、国有財産法上どうなのか、様々な法令に対して、これは全てのものは法律に基づいて運用されるべきものですから。
ですから、検討を始めたのは、昨年の末ぐらいから検討を始めました。しかし、準備にはやはり時間がかかります。発表した時点で、どのようなスキームでどのようなものを対象にするのか、それはつくらなきゃなりませんから。遅かったという御批判は承りますが、しかし、全力で農林水産省の役人も努力した結果、今になったということはお分かりいただければと思います。
23根根本拓(自民)
根本拓でございます。よろしくお願いいたします。
まず、今般の備蓄米の売渡しについてお伺いいたします。
政府は、今般、米価の高騰を受けて備蓄米の売渡しを決定いたしました。そこで、この背景と理由についてお伺いしたいと思います。
具体的には、今回の米価の高騰の程度についての評価でありますとか、米価の高騰の原因についての分析、そして、それに対して、備蓄米の売渡しが打ち手として有効となることの理由について教えていただければと思います。
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24松松尾浩則農林水産省農産局長
お答えいたします。
米の生産コストにつきましては、令和二年に比べて肥料費が四割上昇するなど資材が高騰し、令和三年以降、生産費も上昇していたところでございます。
こうした中、昨年九月以降、これまでにない集荷競争が発生し、生産コストの上昇もあって、産地段階の価格が上昇をしたところでございます。また、集荷競争が起こった結果、米の生産量が前年より多いにもかかわらず、集荷の大宗を担っている大手の集荷業者の集荷量が前年と比べて二十一万トン減となり、通常のルートでの米の供給に滞りが生じる、いわゆる流通の目詰まりというものが生じたところでございます。その結果として、…
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25根根本拓(自民)
ありがとうございます。
この米価の高騰というのは、去年の途中から既に始まっていたところではありますけれども、備蓄米の売渡しの決定というのはこの時期になったと。この時期になったことについての理由を大臣にお伺いしたいんですけれども、一部では遅いんじゃないかという批判もある中で、なぜこの時期の決定になったのかということについて教えていただければと思います。
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- (上の発言)
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江藤拓(自民)農林水産大臣
遅いという御批判はたくさんいただいております。消費者の方々からすれば、出すんだったらもっと早く出せばよかったじゃないかという気持ちはよく分かります。
しかし、急激な上昇が起こったのは昨年の九月です。六月ぐらいから兆候はありましたが、兆候の段階で出せるはずがない、まずは。そして、九月の段階でも、私の地元の方々、その頃は大臣になっておりませんでしたから、いろいろな方々、私のところは畜産県ですけれども、米を作っている人はたくさんいますよ。これでやる気になった、これぐらいの値段であれば、まあ一生懸命米を作ろうと。人によっては、人に預けとったけれども土地を返してもらって、そして自分でまた米を作ろうというような声も聞きました。
今、公明党の先生から合理的な価格形成の御質問をいただきましたが、米についても対象にする予定です、この法案においては。ですから、合理的な価格形成がもしされるのであれば、この価格上昇はいいと思っていたんですが、余りにもひどい。十一月末で一度出て、十二月末で出て、余りにも集荷業者に米が集まっていない。二十一万トン、何度も言いましたが。
そういう状況で、やはり、政策を転換するのに大事なことは、エビデンスに基づくポリシーメイキングですよ。エビデンスがそろっていないのに、例えばスーパーの価格だけを見て、目的外というふうには言いませんけれども、備蓄米は、元々、価格に着目してためているものではありません。国民が、本当に米がない、食べ物がないというときに出すことを目的としておりますので、それ以外のところで出すことであれば、いわゆる食糧法において整合性があるのか、財政法上どうなのか、国有財産法上どうなのか、様々な法令に対して、これは全てのものは法律に基づいて運用されるべきものですから。
ですから、検討を始めたのは、昨年の末ぐらいから検討を始めました。しかし、準備にはやはり時間がかかります。発表した時点で、どのようなスキームでどのようなものを対象にするのか、それはつくらなきゃなりませんから。遅かったという御批判は承りますが、しかし、全力で農林水産省の役人も努力した結果、今になったということはお分かりいただければと思います。
27根根本拓(自民)
大臣、ありがとうございます。
大臣も、会見で、胃に穴が空くほど悩まれたということをおっしゃっておりましたけれども、私個人としては、今回の決定が遅過ぎたということはないのではないかと思っております。
というのも、今回の備蓄米の売渡しというのは、ある種、市場での価格形成に介入するような政策なわけですけれども、市場というのは思ったように動くほど甘いところではなくて、今回、備蓄米を売り渡すことによって大きな値崩れが起こることだってあり得ると思っております。
特に、大臣がおっしゃったとおり、米というのは、今まで、米農家さんがコスト割れのような価格で売られてい…
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江藤拓(自民)農林水産大臣
制度ではありませんが、運用ですので、しっかりとした運用をしたいと思っております。
出すことも、二十一万トンはかなり思い切った数字だったんですよ。正直言って怖かったです、こんなに出して大丈夫なのかと。
そして、更に難しいのは買戻しです。まさに委員が御指摘のとおり、マーケットは我々の思惑のとおりには動きません。ですから、どのようなことになるのか、非常に今でも胸がどきどきする思いはあります。
ですから、基本的には価格が安定してからだということです。ですから、食農審からは一年、原則一年と言われましたが、私の判断で、一年を超えることもありということにいたしま…
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29根根本拓(自民)
大臣、ありがとうございます。
買戻しについては、今まさに大臣がおっしゃってくださったとおり、市場への影響、過度な値上がりを招くことにならないかといったような視点が大事になってくるんだと理解いたしました。
大臣、まさに市場動向を見極めながら、価格は安定したかというところを見極めながら判断されていくということで、そういった柔軟な対応をしていただけると、買戻しに応じるような方も安心していただけるのではないかと思っております。
加えて、別の視点からということになるんですけれども、昨年、備蓄米の提供に応じた農業者の方々から見れば、今回の備蓄米の売渡しによって…
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