委員御指摘のオーバーツーリズムの課題、日本としまして、やはりこれから重要な産業としまして更に観光を伸ばしていく必要があると思っております。
また、インバウンド六千万人の目標に向けて進んでいく中で、御指摘のオーバーツーリズムの課題に対処していくために、これは一昨年に決定したところでございますが、オーバーツーリズムの未然防止それから抑制に向けた対策パッケージ、こういったものを決めたところでございまして、これに基づいて、先駆的な取組を行うモデル地域、これは全国、最初は二十地域でございましたが、追加しまして二十六地域を採択しております。こういった二十六地域において対策をそれぞれ進めているところでございます。
具体的に申し上げますと、例えば富士山の例でございます。最初、夜間ですとかに登山をしてしまうとか、若しくは、軽装で登って、天候が全然麓と違うので困ってしまう、そういった事象もございました。また、非常に混雑しているというところもございました。
こういったものの、登山シーズンにつきまして、例えば静岡県におかれましては、登山計画の事前登録システムを導入しまして、登山マナーを事前に学んでいただく、これを必須化する。
それから、山梨県側においては、登山される方の数、これの上限を、山小屋に泊まられる方を除いて一日四千人とする通行規制、また、入られるときに一人二千円の通行料を徴収されるというような取組を昨年のシーズンは行われたところでございます。
また、京都市の事例でございますが、京都駅と主要な観光スポットを直接結ぶ観光特急バス、これは、路線バスの住民の方との利用が競合しないように、直接目的地に行く特急バスを運行いたしまして、これによってすみ分けといいますか、行かれる方の動線を分けていく。
また、大阪の嵯峨・嵐山エリアにおいては、デジタルマップ、これはスマホ等で今の状況、お勧めのルートを、混んでいないようなルートを御紹介するとともに、ポイントのところに、カメラの画像が見られるようになっておりまして、それを見ていただくと、今どのくらい混んでいるのかというのも確認していただける、こういった混雑状況の見える化、こういった取組も行っているところでございます。
国土交通省といたしましては、引き続き、観光客の受入れと住民の生活の質の確保、この両立が図られるように、また、各地域地域で事情が全然異なりますので、その地域の実情に応じまして対応していくように、取組を支えていきたいと思っております。
106鈴鈴木岳幸(立憲)
立憲民主党の鈴木岳幸でございます。
私からは、観光政策について、オーバーツーリズムの解消とサステーナブルツーリズムの推進についてという項目を中心に質問をさせていただきます。
近年、観光立国を推進する我が国の立場から多くのインバウンドを受け入れており、その数が上昇を続けていることは国内経済へのプラスの影響も強くあることから、インバウンド需要喚起の政策には一定の評価をするものであります。
しかし、観光客の集中により、一部の地域ではオーバーツーリズムの状態となり、市民の生活に悪影響が生じている場面も多く見られます。特に、東京ですとか鎌倉ですとか、大臣の御…
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107平平嶋隆司観光庁次長
オーバーツーリズムでございます。
オーバーツーリズムそのものに厳格な定義があるわけではございませんが、一般的に、一部の地域に観光客が集中する、また一部の時間帯に集中する、そういったことによりまして、混雑、マナー違反、こういったものが発生して、地域住民の方々の生活に影響が出たり、また不便をおかけしたり、一方、旅行者の方にとっても満足度が低下する、こういった現象が発生するというところがあるかと思います。こういったことが一般的にはオーバーツーリズムということで言われているのではないかと思います。
今、国内外の観光需要、コロナ禍を過ぎまして急速に回復して、特…
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108鈴鈴木岳幸(立憲)
様々な問題があるということを政府の方でも認識をされているということでございますけれども、今これだけインバウンドが増えてきている状況ではありますけれども、政府としては今後もインバウンドの拡大を目標としているようでございます。
今、大体三千数百万人のインバウンドがいるかと思うんですが、これを将来的には六千万人まで増やしていくという予測、目標を立てていらっしゃるかと思うんですけれども、こういうことになってくると、やはりオーバーツーリズムが現状よりも更に加速してしまうのではないかという懸念を多くの方が持たれているかと思います。
現状よりも更にひどくなるかもし…
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- (上の発言)
109平平嶋隆司観光庁次長
委員御指摘のオーバーツーリズムの課題、日本としまして、やはりこれから重要な産業としまして更に観光を伸ばしていく必要があると思っております。
また、インバウンド六千万人の目標に向けて進んでいく中で、御指摘のオーバーツーリズムの課題に対処していくために、これは一昨年に決定したところでございますが、オーバーツーリズムの未然防止それから抑制に向けた対策パッケージ、こういったものを決めたところでございまして、これに基づいて、先駆的な取組を行うモデル地域、これは全国、最初は二十地域でございましたが、追加しまして二十六地域を採択しております。こういった二十六地域において対策をそれぞれ進めているところでございます。
具体的に申し上げますと、例えば富士山の例でございます。最初、夜間ですとかに登山をしてしまうとか、若しくは、軽装で登って、天候が全然麓と違うので困ってしまう、そういった事象もございました。また、非常に混雑しているというところもございました。
こういったものの、登山シーズンにつきまして、例えば静岡県におかれましては、登山計画の事前登録システムを導入しまして、登山マナーを事前に学んでいただく、これを必須化する。
それから、山梨県側においては、登山される方の数、これの上限を、山小屋に泊まられる方を除いて一日四千人とする通行規制、また、入られるときに一人二千円の通行料を徴収されるというような取組を昨年のシーズンは行われたところでございます。
また、京都市の事例でございますが、京都駅と主要な観光スポットを直接結ぶ観光特急バス、これは、路線バスの住民の方との利用が競合しないように、直接目的地に行く特急バスを運行いたしまして、これによってすみ分けといいますか、行かれる方の動線を分けていく。
また、大阪の嵯峨・嵐山エリアにおいては、デジタルマップ、これはスマホ等で今の状況、お勧めのルートを、混んでいないようなルートを御紹介するとともに、ポイントのところに、カメラの画像が見られるようになっておりまして、それを見ていただくと、今どのくらい混んでいるのかというのも確認していただける、こういった混雑状況の見える化、こういった取組も行っているところでございます。
国土交通省といたしましては、引き続き、観光客の受入れと住民の生活の質の確保、この両立が図られるように、また、各地域地域で事情が全然異なりますので、その地域の実情に応じまして対応していくように、取組を支えていきたいと思っております。
110鈴鈴木岳幸(立憲)
御懸念に対しての解決方法、今、取組状況などもお話をいただきました。
ただ、今取り組んでいただいていることは非常にありがたいことだとは思うんですけれども、本当に、いつこういう状況が起こるか分からないですよね。SNSの発達に伴って、ちょっと前までは、物すごい、例えば富士山のここからのビューポイントはすばらしいので、ここだけ対策しておけば大丈夫だろうと思っていたものが、いきなり、なぜか、コンビニから見える富士山がすばらしいのでそこにインバウンドが集中してしまうという、今まででは考えられないことが次々と起こってくるような状況が散見されます。そうすると、地元住民…
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111
中野洋昌(公明)国土交通大臣
鈴木委員の御質問にお答え申し上げます。
サステーナブルツーリズムの推進に向けた取組ということでございます。
委員からも様々御指摘ございましたように、オーバーツーリズムというのが非常に大きな課題になっております。それに対する取組、先ほど観光庁の方からもお話しさせていただいたところでございますが、地域の実情に応じた取組というのを、しっかりと国土交通省としてまず対策を進めてまいりたいというのが一つでございます。
もう一つ、サステーナブルツーリズムの推進ということで非常に大事だと思っておりますのが、やはり地域資源をしっかり観光に活用していく、そうした様々な…
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112鈴鈴木岳幸(立憲)
大臣の方から今、地方誘客の点、インバウンドの分散ということについてもお話しいただきました。
大臣の地元の京都市の方はたくさんの人が来るので、むしろもうちょっと減らしてほしいぐらいに思っている方がたくさんいらっしゃるかと思いますけれども、私の地元の方は本当に観光誘客には苦労しておりまして、富士山を見てすぐどこかに行っちゃうという方がとても多くいらっしゃいます。
インバウンドの方も、静岡空港に降りるけれども、静岡に泊まる方がとても少ないんですね。これで地元の自治体も首長さんも大変御苦労されて、様々な方策は打っているんですけれども、なかなか実需に結びついて…
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