青柳肇防衛省整備計画局長

2025年2月5日・第217回国会 衆議院 予算委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 26 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 454 発言)

お答えいたします。

現在、諸外国のレーダー探知範囲や各種ミサイルの射程、性能は著しく向上しており、これらの脅威が及ぶ範囲は侵攻部隊の周囲約百キロに及ぶということでございます。そのため、我が国に侵攻してくる艦艇や上陸部隊等に的確に対処するためには、その脅威圏外から対応可能な各種スタンドオフミサイルを導入し、我が国の様々な地域から重層的に相手方の艦艇や上陸部隊等を阻止、排除できる能力を強化する必要がございます。

また、ミサイル攻撃が現実の脅威となる中、ミサイル防衛能力の強化だけではこれに完全に対応することは困難でございます。スタンドオフ防衛能力は、ミサイル防衛により、飛来するミサイルを防ぎつつ、更なる攻撃を防ぐため、我が国から有効な反撃を相手に加える能力、すなわち反撃能力としても活用するものでございます。

更に申し上げれば、スタンドオフ防衛能力の実効性を確保する観点からは、画像衛星コンステレーションを構築し、宇宙領域を活用した常時継続的な目標情報の探知、追尾能力を獲得することが必要でございます。

御指摘のとおり、各種スタンドオフミサイルの導入や衛星コンステレーションの構築には、五年間で五兆円という多額の経費が必要となる、そう見込んでいるところでございますけれども、これらの整備は、高度化する周辺国のミサイルの脅威に対応し、国民の命と平和な暮らしを守るため、必要不可欠なものだと考えてございます。

引き続き、効率化、合理化を徹底しつつ、防衛力の抜本的強化の実現に向けて着実に取り組んでまいりたいと考えてございます。

前後のやりとり

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