狹間研至ファルメディコ株式会社代表取締役社長/医療法人嘉健会思温病院理事長

2025年4月8日・第217回国会 衆議院 厚生労働委員会 第8号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 45 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 105 発言)

ありがとうございます。

まず、病名は処方箋に書いていませんので、例えば抗がん剤一つ取っても、抗がん剤ということは分かるんですけれども、どこの部位のがんかが分かりませんし、ファーストラインなのかセカンドラインかも分からないので、薬剤師さんは、非常にセンシティブな薬だけれども、いつもの薬以上にちゃんと説明できないというジレンマがうちの薬局でもやはりあります。

ですので、医療情報のネットワークが完結する中で、やはり医師の診断名、それからもう一つは処方意図、そういったものがきちっと薬剤師さんに分かるということで、これはどこが変わるかというと、薬剤師さんから医師に対してのフィードバックの内容が変わってまいります。

今、私ども病院の方では、当然ながら、電子カルテの内容を薬剤師さんは全部見るので、診断名、検査結果、そして医師の診断、それから治療方針、さらには患者さんへの説明内容も全部、看護記録とともに見ます。それを基に服薬指導に当たりますので、やはり医師と薬剤師さんとのチーム医療というのは格段によくなるというふうに思いますので、情報のネットワークに今回薬局が入っているというふうにも伺っておりますので、是非、薬局の方でも診断名、それからさらには検査結果も一部開示できるようになっていますけれども、医師との情報共有がうまくいくような仕組みづくりというのは、これから、抗がん剤もそうですけれども、どんどん薬物治療は病院外で行われるようになりますので、そこは重要かなと思います。

それからもう一つ、リフィルなんですけれども、一つは認知度の問題もあるとは思うんですが、私も何人かリフィルに出したときに、主には血圧の患者さんが多いんですけれども、高血圧の薬を出します、三十日分三回で、九十日後に来てもらうんですけれども、どうでしたかと言うと、先生、めちゃくちゃ便利です、待たなくていいしと。

そのときに、薬剤師さんに血圧のお手帳を見せましたかと言ったら、見せていないし、聞かれてもいないというんですね。それは困りますと。やはり薬剤師さんがちゃんと、これでいいね、狹間がこれを五ミリで出しているけれども、今回も五ミリ三十日分をお渡ししますという、ここの、いわゆる服用後のフォローですよね。そこで、これでは血圧が低過ぎる、高過ぎるということを思った場合には、これは出せないので、医師にきちっと言って、もう一度診察を受けてくださいというフィードバック、これは薬機法で定められているところですけれども、ここはやはりまだ機能し切っていないという部分がございます。

これは対人業務と言われるものの一つだと思いますけれども、ちょうど外部委託のことも含めて、対物業務の効率化を図らないとなかなかそういったところにシフトできない、そういうところがあるんじゃないかなというふうには思います。

以上です。

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