御答弁いただき、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、なかなか把握する手法が十分ではないというのは重々理解はできるんですけれども、やはり、完璧を求めると、いつまでたっても導入ができないというのがもったいないというか、なかなかアクセルを踏み込んでいけないポイントだと思いますので、ここは思い切って導入をしていく、導入に向けて検討を加速していく、こうした政治判断を是非ともお願いできればなというふうに思います。
次に、年金制度の改革についてお伺いいたします。
大臣所信の中では、関係法案を今国会に提出すべく調整を進めるというふうにございましたけれども、法案提出の目安でもございました本日の十四日において提出がなされていないところでございます。夏の参議院選挙に影響があるから慎重に検討した方がいい、こうしたような党内での意見が出ていると報道もなされているところでございますが、今回、与野党で合意した上で、重要広範議案として年金法の改正案を取り扱うことにしたわけでございますから、まだ法案が提出されていない状況というのはいかがなものかなというふうに思っているところでございます。
今の年金制度の大きな問題の一つは、基礎年金の最低保障機能をどのように担保していくのかということだと思います。生活を支えるに足る年金額をしっかり保障していくことこそが、全ての世代の方々が安心して、将来を不安に思うことなく暮らすことができる、そのために必要な制度の見直しだと思います。
これから特に、就職氷河期世代が年金を受け取る年齢に差しかかってくるわけですから、正規雇用でなかなか働けなくて、厚生年金の加入期間が短い方々が、こうした就職氷河期世代の方々が基礎年金でどのように生活をしていくのか、こうしたことについてしっかり見ていく必要があるというふうに思っております。
基礎年金を底上げして、全ての方々が安心できる年金制度を構築していくという方向性については、与野党で一致できるものであると思います。どのような方法論で実行していくのかという点について、法案を是非提出していただいて、開かれた国会の場で、熟議を通じて実現していきたいというふうに思っております。
痛みを伴う内容だからといって法案の提出を見送るのではなくて、痛みを伴う内容だからこそ、開かれた国会の場で、与野党でしっかり議論を進めていきたいというふうに考えておりますが、大臣の見解をお伺いいたします。
69鹿鹿沼均厚生労働省保険局長
お答えいたします。
改革工程につきましては、二〇二八年度までに検討となっておりますが、二〇二八年度に検討すればいいという問題ではなくて、できるものについては速やかに検討していくということで議論をさせていただいているところでございます。
一方で、先生おっしゃっている後期高齢者の負担割合につきましては、改革工程に書いてあるものにつきましては、現役並み所得の基準のところの話でございますが、一方で、今、いろいろな公党間からの御意見の中で、二割負担ですとか三割負担についていろいろな御議論をいただいているところだと思っております。
そういったことも踏まえて、今…
この発言のページ
70
森ようすけ(国民)
御答弁いただき、ありがとうございます。
二〇二八年度までということでございますけれども、しっかり見通しを立ててやっていく必要がある。そして、今回、高額療養費の見直しが凍結されて、現役世代の負担料の軽減に若干歯止めがかかる方向性に動いていますので、それを穴埋めするような形で何をつくっていくのかということについても、しっかり議論していきたいなというふうに思っております。
そして、この負担割合のところに関して言うと、負担能力の測り方についても見直しが必要だというふうに考えております。
現状では、年金所得、そして就労所得のみを判断基準として用いているわけで…
この発言のページ
71
福岡資麿(自民)厚生労働大臣
御指摘の金融所得であったり金融資産の勘案につきましては、政府といたしましても、一昨年末の改革工程において、能力に応じた全世代の支え合いの観点から、二〇二八年度までに実施について検討する項目に位置づけておるところでございますが、現時点においては、全ての預貯金口座へのマイナンバー付番がなされていないことであったり、また、負債の把握も困難であること、また、市町村の事務負担の整理が必要であることなど、どのように金融所得や金融資産を把握するかという手法がまだ十分に整理されていないというふうに認識をしております。
マイナンバー制度等によって被保険者の金融所得や金融…
この発言のページ
- (上の発言)
72
森ようすけ(国民)
御答弁いただき、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、なかなか把握する手法が十分ではないというのは重々理解はできるんですけれども、やはり、完璧を求めると、いつまでたっても導入ができないというのがもったいないというか、なかなかアクセルを踏み込んでいけないポイントだと思いますので、ここは思い切って導入をしていく、導入に向けて検討を加速していく、こうした政治判断を是非ともお願いできればなというふうに思います。
次に、年金制度の改革についてお伺いいたします。
大臣所信の中では、関係法案を今国会に提出すべく調整を進めるというふうにございましたけれども、法案提出の目安でもございました本日の十四日において提出がなされていないところでございます。夏の参議院選挙に影響があるから慎重に検討した方がいい、こうしたような党内での意見が出ていると報道もなされているところでございますが、今回、与野党で合意した上で、重要広範議案として年金法の改正案を取り扱うことにしたわけでございますから、まだ法案が提出されていない状況というのはいかがなものかなというふうに思っているところでございます。
今の年金制度の大きな問題の一つは、基礎年金の最低保障機能をどのように担保していくのかということだと思います。生活を支えるに足る年金額をしっかり保障していくことこそが、全ての世代の方々が安心して、将来を不安に思うことなく暮らすことができる、そのために必要な制度の見直しだと思います。
これから特に、就職氷河期世代が年金を受け取る年齢に差しかかってくるわけですから、正規雇用でなかなか働けなくて、厚生年金の加入期間が短い方々が、こうした就職氷河期世代の方々が基礎年金でどのように生活をしていくのか、こうしたことについてしっかり見ていく必要があるというふうに思っております。
基礎年金を底上げして、全ての方々が安心できる年金制度を構築していくという方向性については、与野党で一致できるものであると思います。どのような方法論で実行していくのかという点について、法案を是非提出していただいて、開かれた国会の場で、熟議を通じて実現していきたいというふうに思っております。
痛みを伴う内容だからといって法案の提出を見送るのではなくて、痛みを伴う内容だからこそ、開かれた国会の場で、与野党でしっかり議論を進めていきたいというふうに考えておりますが、大臣の見解をお伺いいたします。
73
福岡資麿(自民)厚生労働大臣
年金法案につきましては、現在、今国会への提出に向けて、検討及び各種調整を進めさせていただいておりますが、様々な御意見があり、調整に時間を要しておるところでございます。
今回の法案につきましては、様々、今、論点、御指摘いただきましたが、例えば、社会保険の適用に関して就業調整が行われているのではないかといった課題が指摘される中で、被用者保険の適用拡大を行い、より手厚い年金が受けられる方を増やすとともに、より希望に応じて働きやすい制度とするなど、大変重要な法案だというふうに考えておりまして、昨日、総理からも、法案の今国会への提出に向け、党に対して党内調整を急…
この発言のページ
74
森ようすけ(国民)
御答弁いただき、ありがとうございます。
是非、検討を加速して、一緒にこの国会の場で議論をさせていただければと思いますので、大臣のお力、よろしくお願いいたします。
最後に、年収の壁についてお伺いいたします。
今回、所信の中で、キャリアアップ助成金の拡充を検討している、こうしたことの御発言がございましたが、具体的に、このキャリアアップ助成金の拡充の内容についてお伺いしたいと思います。
また、現状、百六万円の壁への対応としてこの助成金の制度がございますけれども、その制度の利用状況もいかがでしょうか。お願いいたします。
この発言のページ
75田田中佐智子厚生労働省雇用環境・均等局長
お答えいたします。
現在、いわゆる年収百六万円の壁への当面の対応といたしまして、年収の壁・支援強化パッケージによりまして、新たに被用者保険を適用するとともに、労働時間の延長とか賃上げを通じて労働者の収入を増加させる取組を行う事業主をキャリアアップ助成金により支援をしております。
その上で、御指摘の百三十万円の壁への対応でございますが、現在実施しておりますキャリアアップ助成金による措置を拡充をするということとしておりまして、これを令和七年度中に実施すべく、支給要件の見直しや助成額の引上げ等、具体的な検討を進めております。
また、現行の百六万円の壁への…
この発言のページ