伊藤禎則資源エネルギー庁省エネルギー・新エネルギー部長

2025年6月10日・第217回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第5号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 68 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 198 発言)

お答え申し上げます。

ただいま委員から御指摘いただきました水素の製造方法におきましては、再エネ由来の電力で水を分解して製造するグリーン水素、あるいは天然ガスから水素を製造しCO2の回収、処理をいたしますブルー水素、また原子力由来の電力や熱を利用するピンク水素など、様々なものが存在すると承知をしてございます。

昨年施行されました水素社会推進法におきまして、水素の製造方法のいかんによらず、生産に伴うCO2排出量、すなわち炭素集約度に基づき支援の対象となる水素等の基準値を定めておりまして、御指摘いただきました原子力由来の水素も対象となり得るところでございます。

原子力由来の電力につきましては、本来的には電力のまま使うことが一般的であると考えられますが、脱炭素化が困難な分野におきまして原子力由来の水素を活用する余地はあると承知をしてございます。

原子力由来の電力を活用して水素を製造する実証は既に国内で行っておりまして、御案内の大阪・関西万博におきまして、水素燃料電池船「まほろば」や姫路第二火力発電所の水素混焼発電における燃料の一部として既に原子力由来の水素が活用されておりまして、会場への移動手段、また電力として万博会場に提供されているところでございます。

水素等の製造方法につきましては、エネルギー安定供給、コスト、CO2排出量などの観点から適切なものを活用していくことが重要でございまして、御指摘の原子力由来の水素を含め、様々な選択肢の中から引き続き適切に対応してまいりたいと存じます。

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