議員の御質問にお答えしたいと思います。
まず、原子力産業というのは、いわゆる非常にレーバーインテンシブな、労働力を必要とする産業です。本当に末端の作業から高度なところまであるというところで、アカデミカルな分野と、そういうことで、産業界の部分というのは、人を引きつけるための方策としてはちょっと切り離して考えないといけないというふうに思うんですけれども。労働力の方に関して言えば、やはり、まずは雇用が安定していて、そこそこ利益のある仕事であること、これは必須だと思います。今そこがむしばまれてきているというところですね。
それから、ちょっと全体的なお話をしたいと思うんですが、インセンティブのお話があったわけですけれども、一番大事なインセンティブは、私は、私自身が原子力産業界に足を踏み入れた理由でもあるんですけれども、社会のために貢献したいということです。その仕事に従事することに誇りを持てるということです。
今、福島事故があってからは、そこがぐらつくわけですよね。むしろ社会のために悪いことをしてしまったのではないか、それに加担してしまったのではないかと。ですので、そこの、社会に貢献していけるというような誇りを取り戻す必要があるのではないかというふうに思います。
一つ例を申し上げたいんですけれども、これはアメリカの例ですけれども、規制機関、NRCというところがあるんですが、これは連邦の行政機関の一つなわけですが、そういう連邦の行政機関というのはたくさん、何十もあるわけですが、その中でアンケートを取って、自分の仕事に誇りを持てるというので、しばらくナンバーワンだったときがあります。NASAとかスミソニアン博物館とか、いかにも楽しそうなのがある中、そういうものを抑えてナンバーワンだったんです。
それはやはり、国民のために貢献できる、そういう誇りがその地位に引き上げていったというのは、日本にもきっと当てはまるんだというふうにも考えます。
78平平林晃(公明)
公明党、平林と申します。
本日は、アドバイザリー・ボードの先生方、お忙しい中、国会まで足をお運びいただき、また貴重な御意見をいただいておりますこと、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。
それでは、私は議員になる前、大学で教員をずっとしてまいりましたので、ちょっと人材確保に係る問題からお話を聞かせていただけたらというふうに思います。
人材確保の件に関しまして、文科省、経産省、規制庁からお話を伺いますと、様々な手を打っておられるということを学ぶことができました。
文科省に関して申し上げれば、原子力学科が減ってきていて、現状では三校しかない…
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79近近藤駿介アドバイザリー・ボード会員/東海大学国際原子力研究所所長
お答えいたします。
非常に大事な問題と思っていまして、私も長く教育に携わってきましたので、今感じることは、ちょっとはしょりますが、大学よりは中高生に関心を持っていただくことが重要だというふうに思っていまして、今、福島を中心に、各大学が工夫をして、中高生向けに様々な取組をやっているんですが、これは非常に人気があって、例えば大阪大学の皆さんは、あそこで説明をやって、大阪に連れてきて研究室の見学をさせるとかして、非常に中高生の関心が高いということが見えてきているわけです。
ですから、問題は、中高生が大学に入るとき、あるいは就職するときに、親御さんの影響で、…
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80鈴鈴木達治郎アドバイザリー・ボード会員/長崎大学客員教授/NPO法人ピースデポ代表
人材確保で一番大事なのは、どういう人材が求められるかというニーズをまず明確にすることなんですね。ニーズがはっきりすれば、それに対応する戦略ができてくると思うんですが、ただ、一般的に、原子力の人材が必要だといってもいろいろな分野がありますので、それをまず明記すること、明らかにすることですね。
一方で、そもそも考えてみれば、原子力工学科ができる前は何もなかったわけですから、それでも原子力、日本でちゃんとやってきたわけですよね。ということは、優秀な技術者、これは機械も電気も物理も化学もいろいろあると思うんですけれども、いろいろな基礎基盤技術が大事だと言ったの…
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- (上の発言)
81佐佐藤暁アドバイザリー・ボード会員/原子力コンサルタント
議員の御質問にお答えしたいと思います。
まず、原子力産業というのは、いわゆる非常にレーバーインテンシブな、労働力を必要とする産業です。本当に末端の作業から高度なところまであるというところで、アカデミカルな分野と、そういうことで、産業界の部分というのは、人を引きつけるための方策としてはちょっと切り離して考えないといけないというふうに思うんですけれども。労働力の方に関して言えば、やはり、まずは雇用が安定していて、そこそこ利益のある仕事であること、これは必須だと思います。今そこがむしばまれてきているというところですね。
それから、ちょっと全体的なお話をしたいと思うんですが、インセンティブのお話があったわけですけれども、一番大事なインセンティブは、私は、私自身が原子力産業界に足を踏み入れた理由でもあるんですけれども、社会のために貢献したいということです。その仕事に従事することに誇りを持てるということです。
今、福島事故があってからは、そこがぐらつくわけですよね。むしろ社会のために悪いことをしてしまったのではないか、それに加担してしまったのではないかと。ですので、そこの、社会に貢献していけるというような誇りを取り戻す必要があるのではないかというふうに思います。
一つ例を申し上げたいんですけれども、これはアメリカの例ですけれども、規制機関、NRCというところがあるんですが、これは連邦の行政機関の一つなわけですが、そういう連邦の行政機関というのはたくさん、何十もあるわけですが、その中でアンケートを取って、自分の仕事に誇りを持てるというので、しばらくナンバーワンだったときがあります。NASAとかスミソニアン博物館とか、いかにも楽しそうなのがある中、そういうものを抑えてナンバーワンだったんです。
それはやはり、国民のために貢献できる、そういう誇りがその地位に引き上げていったというのは、日本にもきっと当てはまるんだというふうにも考えます。
82平平林晃(公明)
ありがとうございます。三人の先生方、本当にそれぞれの御意見をいただきましたこと、心から感謝を申し上げます。
大学の基盤経費が本当に今少なくなっておりますので、そこの部分は私も強く危惧をしておりまして、その部分に関しましてはしっかりとこれから取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。
それでは、次の観点なんですけれども、橘川参考人にお話を聞けたらというふうに思うんですけれども、スライドの中で、第七次エネ基策定過程の問題点ということでお話をされて、明確な反対がお一人のみであった、このようなことをおっしゃられたわけでございます。
そう…
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83橘橘川武郎アドバイザリー・ボード会員/国際大学学長
一般論として、若い世代の声を聞くというのは大事だと思います。今度の第七次のエネ基のプロセスでも、今までやっていなかった若者世代の代表が発言する場を与えられるというようなことがあったと思います。
ただし、やはり私の、一番大事なのは、きちんとしたエネルギーに関する専門的知識を持った人を集めるということが大事で、考え方はいろいろありますから、そこのダイバーシティーが大事だ、そっちを思います。
それから、政府外の独立系の研究機関の重要性は非常に強く感じますが、残念ながら、私、エネ基の委員を長くやっていまして、エネルギーコストの研究とかを六つくらいの研究団体に…
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84平平林晃(公明)
ありがとうございます。
若い方もそうだけれども、専門家、ダイバーシティーという話、また中立性というお話をいただいたところでございます。そういう意味におきましては、先生方がまさにそういった場に出られるのかなんということも、質問の準備もしながら考えておったところでございますけれども、ありがとうございました。
それで、もう多分、時間があと一問ぐらいかなという気もするわけですけれども、防災計画や避難計画について、これは鈴木参考人、また聞かせていただけたらというふうに思うんですけれども。
私、中国比例ブロックというところの選出でして、中国電力島根原発の避難計…
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