鈴木達治郎アドバイザリー・ボード会員/長崎大学客員教授/NPO法人ピースデポ代表

2025年5月15日・第217回国会 衆議院 原子力問題調査特別委員会 第3号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 87 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 93 発言)

使用済燃料の取扱いについては、安全面から、まず、プール貯蔵に長く置いておくよりは、なるべく早くキャスクに入れて乾式貯蔵するのが望ましいということは、テロ対策から考えても言われていることなので、私の意見は、原発再稼働にかかわらず、なるべく早く使用済燃料は乾式貯蔵に移す。

その場合、どこに置くかが問題になるわけで、そこが問題になっているわけですが、これも、技術的観点からいえば、できれば今のサイトに置くのが一番よいと。移動するのが結構大変になるわけですね。それから、立地プロセスを考えても、それも大変なので、できればそれが望ましいと私は考えています。

ただ、社会的な観点から申しますと、おっしゃるとおり、地元ではなかなか受け入れにくいということもありますので、それで中間貯蔵という概念が出てきて、むつや、今は上関にも何か候補が挙がっていますけれども、ほかへ持っていくとなっていますよね。

その際、行き先が再処理工場しかない、その後ですね、中間貯蔵の問題は、中間貯蔵した後、どこへ持っていくんですかと聞かれたときに、今は選択肢は再処理しかないわけですから、再処理工場が動いていないとふん詰まりになってしまうというふうに懸念がある。

一つの選択肢として私が提案しているのは、まず、日本原燃さんは再処理契約をする場合に貯蔵の契約も入っているはずなんですね。したがって、日本原燃さんに将来再処理するという前提で使用済燃料の中間貯蔵を引き受けてもらうという手もあると思います。次に、今日お話ししました、高レベル廃棄物として処分場に持っていけるようになれば、NUMOが引き受けるということも選択肢として出てきます。

したがって、選択肢を広げることが大事なので、今のままだと、中間貯蔵後にどこへ持っていくんですか、再処理工場しかないと今の御指摘のような不安が出てきますので、選択肢を広げるという意味で、今日提案させていただいた、高レベル廃棄物処分法の改正をして最終処分ができるようにするということが大事ではないかと思います。

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