私は、経産省の御判断として、TSMCを誘致をして熊本のあのJASMを造ったというのは非常に評価しているんですよ。だって、今までまさになかったことじゃないですか。あれだけの海外からの工場を誘致をして、それも応援をして、立ち上げる。私は、今、これからかもしれませんけれども、成功しているプロジェクトだと思うんですよ。
だから、これは私は経産省の中にも発想の転換があったんだと思いますよ、これまでのやり方を変えようと。日本のメーカーだけに頼るんじゃ十分じゃない、やはり世界で、ビジネスモデル、勝者をちゃんと呼んで、それでやることの意義というのは私はすごくあると思うんですよ。
私は、だから、熊本でそういう決断をしてやっているのに、何で千歳のラピダスは今までのような、国が護衛をする船団のような、ちょっと言葉が適切じゃないかもしれないけれども、そういうプロジェクトになってしまっているのか。
もっと言えば、極端な話かもしれませんけれども、今のラピダスのプロジェクトにTSMCに入ってもらったらどうですか。そうしたら、また新しい化学反応が起きて、それこそ日本の技術力、そしてTSMCが持っているビジネスモデル、そんなものが融合したら、新しい、もっと確実なプロジェクトになっていくと思うんですよ。
いろいろな、秘密の保持の問題とか、まあ競争相手ですから、なかなかうまくいかないでしょう。でも、そのぐらいの発想の転換をしていかないと、私は、日本の半導体産業がこれから伸びていくには十分ではないと思うんですよ。大臣、どうですか。大臣、ちょっとお考えを。
83野野原諭経済産業省商務情報政策局長
ラピダスのビジネスモデルについて、少量多品種というふうに間違って報道されることが結構ありまして、これは少量ではなくて専用多品種というふうに彼らは説明していまして、発注を受けたものが、少量ではなくて一定ロット生産するというのを彼らとしてはビジネスモデルにしているわけでございます。
全体の需給についての予想をしますと、二〇三〇年断面で需要と供給を比較しますと、需要に対して供給の方が三割ぐらい少ないというふうに予想されているわけでございますから、潜在的なお客はいる。したがって、ラピダスがちゃんと今掲げているようなビジネスモデルできちっとした半導体を作れるので…
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84山山崎誠(立憲)
お客さんはいるというのはそのとおりだとは思いますが、では、ビジネスとして、どういう収支で、ラピダスは今後、次の一・四ナノの開発をするための投資をするのか、次のラインを造るために投資をするのか。そういう収支計画が今のビジネスモデルでちゃんと立てられているのかです。
これについても我々質問をしているんだけれども、企業秘密、詳細には計算しているけれども皆様にはお出しできない、そう言われているわけですよ。私の今の質問には、やはり答えにならないんですよ。
では、どのぐらいのコストで製造をし、どのくらいの収益をそのチップで上げられるのか。それが、量産化を開始した…
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85野野原諭経済産業省商務情報政策局長
先ほどの件は、TSMCが例えば四〇%の利益率を出していますので、ラピダスが入っていっても採算が取れるぐらいの利益率が、再投資できるぐらいの利益率が出せるという見込みで、プロジェクトは進めております。ビジネスモデルの検討はラピダス側でよく考えてきたものでございます。
TSMC、JASMでございますが、これは、TSMCとのコミュニケーションの中で、彼らが日本に進出してロジック半導体に投資をしてもよいというふうな話がありまして、協議をしながら、最終的には投資決定に至ったものでございます。日本としては生産能力がない部分のロジック半導体でございますから、我々とし…
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- (上の発言)
86山山崎誠(立憲)
私は、経産省の御判断として、TSMCを誘致をして熊本のあのJASMを造ったというのは非常に評価しているんですよ。だって、今までまさになかったことじゃないですか。あれだけの海外からの工場を誘致をして、それも応援をして、立ち上げる。私は、今、これからかもしれませんけれども、成功しているプロジェクトだと思うんですよ。
だから、これは私は経産省の中にも発想の転換があったんだと思いますよ、これまでのやり方を変えようと。日本のメーカーだけに頼るんじゃ十分じゃない、やはり世界で、ビジネスモデル、勝者をちゃんと呼んで、それでやることの意義というのは私はすごくあると思うんですよ。
私は、だから、熊本でそういう決断をしてやっているのに、何で千歳のラピダスは今までのような、国が護衛をする船団のような、ちょっと言葉が適切じゃないかもしれないけれども、そういうプロジェクトになってしまっているのか。
もっと言えば、極端な話かもしれませんけれども、今のラピダスのプロジェクトにTSMCに入ってもらったらどうですか。そうしたら、また新しい化学反応が起きて、それこそ日本の技術力、そしてTSMCが持っているビジネスモデル、そんなものが融合したら、新しい、もっと確実なプロジェクトになっていくと思うんですよ。
いろいろな、秘密の保持の問題とか、まあ競争相手ですから、なかなかうまくいかないでしょう。でも、そのぐらいの発想の転換をしていかないと、私は、日本の半導体産業がこれから伸びていくには十分ではないと思うんですよ。大臣、どうですか。大臣、ちょっとお考えを。
87
武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
山崎委員の御指摘は、この大きな事業に対する国民の税を入れるという観点とか、そして、今までの我々の、いわゆる経産省も関わってきた過去の半導体の凋落の歴史とか、様々、半導体だけではなくて、正直、ディスプレーの話だったり、今まで日本の産業界が何でこんなふうになっちゃったのというところは、過去いろいろ見てきているわけですね。
その中で、今回、次世代半導体という形の中で、新しい時代へ、一番最初、関先生からも話がありましたけれども、ほかから買うのか、要するに日本で作れるのかというまさに瀬戸際に来ている。まさにその需要がまだ正直言ってよく見えない、これは、ラピダスも…
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88山山崎誠(立憲)
ちょっとお答えいただかなかった。例えば、TSMCをラピダスのメンバーに加える、いろいろな形があると思いますけれども、そのぐらいのことをやった方がいいんじゃないですか。
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89
武藤容治(自民)経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
熊本にあるTSMCは、二ナノというよりは、それまでの、いわゆる日本が本当に足りなかったところを補ってきていると思います。世界的にいうとTSMCははるかにラピダスより上へ行かれる技術を持っているということは、私も考えているところです。
ただ、TSMCは元々台湾という形の中で、やはり経済安全保障上の概念もあり、日本純粋でこれは育てていくというところも必要だという認識は持っています。
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