福重先生、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、これは我々の非常に大きな悩みでした。私も前職は日立の方におりまして、あのときは本当に、早坂さんと一緒に日本のトップファイブに入るというのは、日本は本当に八〇年代の後半、九〇年代の前半は、まさしくそういう時代でありました。
あれからずっと私も悩んできて、何でこういうふうに、メモリーはもちろん頑張っておられますけれども、ほかの分野、特にロジックにおいてはこういうふうになってしまったのは何なのかということをずっと考えておりまして、幾つかの要因があります。
一つは、我々がやはり世界一になったときに、自分たちで全部やってしまう、こういうふうな意識がありました。ですから、材料開発、あるいは開発、それから装置、こういったことも自前でやっておりました。ですから、真の意味で世界中のパートナーと組む、真の意味のエコシステム、もちろん、これは国の連携が大事ですけれども、こういうふうな大きな視野で考える点が一つ欠けていたと思うんですね。これは我々の大きな反省点があります。
ですから、やはりこれからやらなきゃいけないことは、もちろん日本の物づくりは世界一だと思っておりますから、これを核として、うちは、例えば先ほども言いましたようにIBMとかimecであるとか、いろいろな世界の一流のところとパートナーとなって組んでいる、そのときには日本の強みが必要なわけです。先ほど言いました物づくりであるとか、装置の材料、あるいは装置そのもの、そういったことも必要であって、この強みを生かしたことを進めるということが一番大事なことです。
もう一点は、実は、御存じだと思いますけれども、世界中は半導体は重要だという形で、いろいろな意味で、公的な資金の投入であるとか国の御支援をある程度やってきたわけです。もちろん、日本もそういう時代があって、ずっとこういうふうに御支援いただいていたんですが、今回非常にありがたいのは、日本政府であるとか皆様方の御支援をいただいて、国家を挙げて、やはり半導体は重要である、これをやらなきゃいけないということを、いろいろ支援していただいて御協力いただけることが非常に重要な形であって、これが日本が復活できる重要なポイントになってくるというふうに考えております。
よろしいでしょうか。ありがとうございます。
55
岡野純子(国民)
どうもありがとうございました。
時間ですので終わりますが、今日お話を聞いていて、国内自動車に国産の半導体が搭載されて、国産のクラウドでという話を聞いていると、私の中の大和心みたいなものが満たされる感覚がありまして、やはり日本に生まれたことの誇りですとか日本人であるアイデンティティーとか、ちょっと大げさですけれども、皆さんそういうものまで背負っていらっしゃると思っておりますので、私も両輪の端くれとして、これからもしっかりと、共に共同していければと思っております。
今日はどうもありがとうございました。
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56
宮崎政久(自民)
次に、福重隆浩君。
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57福福重隆浩(公明)
公明党の福重隆浩でございます。
本日は、本当に年度末のお忙しい中、四人の参考人の皆様には国会までお越しをいただきまして、大変貴重な御知見を御披露いただきましたこと、心から感謝を申し上げる次第でございます。本当にありがとうございます。
実は私、一九八五年に大学を卒業いたしまして、電子部品業界に入りまして、十八年間、営業マンをしておりました。今のお話を聞いていて、もっと技術者に技術面のことを勉強しておけばよかったなというふうに思うぐらいでございますけれども、こういうふうな形でレジェンドのお二人に御質問をさせていただくというような機会を得たものですから、い…
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- (上の発言)
58小小池淳義Rapidus株式会社代表取締役社長
福重先生、ありがとうございます。
おっしゃるとおり、これは我々の非常に大きな悩みでした。私も前職は日立の方におりまして、あのときは本当に、早坂さんと一緒に日本のトップファイブに入るというのは、日本は本当に八〇年代の後半、九〇年代の前半は、まさしくそういう時代でありました。
あれからずっと私も悩んできて、何でこういうふうに、メモリーはもちろん頑張っておられますけれども、ほかの分野、特にロジックにおいてはこういうふうになってしまったのは何なのかということをずっと考えておりまして、幾つかの要因があります。
一つは、我々がやはり世界一になったときに、自分たちで全部やってしまう、こういうふうな意識がありました。ですから、材料開発、あるいは開発、それから装置、こういったことも自前でやっておりました。ですから、真の意味で世界中のパートナーと組む、真の意味のエコシステム、もちろん、これは国の連携が大事ですけれども、こういうふうな大きな視野で考える点が一つ欠けていたと思うんですね。これは我々の大きな反省点があります。
ですから、やはりこれからやらなきゃいけないことは、もちろん日本の物づくりは世界一だと思っておりますから、これを核として、うちは、例えば先ほども言いましたようにIBMとかimecであるとか、いろいろな世界の一流のところとパートナーとなって組んでいる、そのときには日本の強みが必要なわけです。先ほど言いました物づくりであるとか、装置の材料、あるいは装置そのもの、そういったことも必要であって、この強みを生かしたことを進めるということが一番大事なことです。
もう一点は、実は、御存じだと思いますけれども、世界中は半導体は重要だという形で、いろいろな意味で、公的な資金の投入であるとか国の御支援をある程度やってきたわけです。もちろん、日本もそういう時代があって、ずっとこういうふうに御支援いただいていたんですが、今回非常にありがたいのは、日本政府であるとか皆様方の御支援をいただいて、国家を挙げて、やはり半導体は重要である、これをやらなきゃいけないということを、いろいろ支援していただいて御協力いただけることが非常に重要な形であって、これが日本が復活できる重要なポイントになってくるというふうに考えております。
よろしいでしょうか。ありがとうございます。
59早早坂伸夫キオクシア株式会社代表取締役社長
どうも御質問ありがとうございます。
私も八四年に東芝に入社しましたので、大体同世代かと思いますけれども、当時は確かに大変半導体も強いという時期を過ごしました。
八〇年代の後半から九〇年代にかけまして、日本の半導体というのは技術的に強いということはもう定評があったんですね。ところが、何年かたってくると負け始めた。負け始めたのは、まず、非常に端的に言うと、コスト力で負け始めたというのが非常に大きいんです。私は、そこに原因があるんじゃないかと思います。
私もずっと、四十年以上半導体に関わってきたんですけれども、とあるときにびっくりしたんですけれども、台湾…
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60福福重隆浩(公明)
ありがとうございました。
やはり、本当に四十年間の熱い思いというものが、ひしひしと感じてまいりました。しっかりと応援をさせていただかなければいけないなという思いでございます。
そういった中で、これは小池社長さんからの資料だったと思うんですけれども、今はこれがラストチャンスだと。というのは、やはり、今、一九八五年代から九〇年代にやっていたエンジニア、その方々が五十代ぐらいになって、このエンジニアの人たちが今いるうちに若い人たちと融合して、そしてイノベーションを起こしていくんだという意味でのラストチャンスだというのは、私もそのとおりだと思うんですね。
…
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61小小池淳義Rapidus株式会社代表取締役社長
福重先生、ありがとうございます。
おっしゃるとおりだと思います。やはり人材が非常に重要でありますし、ラストチャンスというふうに先生がおっしゃったとおりです。
これは、本当に、かつて日本が世界一だった世代は五十代ぐらいになっているんですが、実は、この間までうちの従業員が、これができて、あれができてって、物すごい難しい要求を出しているんです、技術を知っていて、すぐアルバニーに行って、IBMの物すごい難しい技術をすぐに習得して、すぐに行動するというのは、やはりその世代の人間なんですね。ですから、当時、平均年齢は四十八歳ぐらいになってしまいました。
ですけ…
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