今、本当に、小熊先生がおっしゃったように、協力隊というのは誠に日本にとっての貴重な人材でございまして、この協力隊が日本の社会に戻ってきたときにどうやって活躍できるかという、この活躍を国民の皆さんに見ていただくということによって、この事業の有益さというものを理解していただくということが大事だと思っております。協力隊の三つの目的の一つはボランティア経験の社会還元ということですし、二〇二三年六月に閣議決定された開発協力大綱にもそのことは触れられております。
ただ、これをどうやって見える化していくかということは非常にチャレンジングなんですけれども、ここ二年ほど、JICAでは協力隊のOB、OGの方の社会還元表彰というのをやっておりまして、本当はほとんどの方をみんな社会還元表彰をしたいんですけれども、その中の特に有意義、目立つ活動、それから、特に日本の地方に役立つような活動をしている協力隊の経験者をJICAとして表彰して、この事例を本にしたり、あるいはいろいろなところで展開する。
それからまた、協力隊の経験者の中には現職教員の方も大勢いらっしゃいますし、それから、帰ってきて学校で自分の経験を伝えたいという人もいらっしゃいますので、こういう人たちに是非協力していただきたいというふうに思っております。
それから、ここ二、三年積極的に進めておるのは、グローカルプログラムと私どもが言っておるものなんですが、これは、協力隊に派遣する前に、日本の地方の活性化に協力したいと思っている皆さんに、日本の地方自治体に二、三か月OJTで行ってもらって、日本の課題をまず認識してもらって、それから海外に行ってもらうという取組をやっております。
こういうことを含めて、協力隊の活動が日本社会の隅々まで役に立っているということを御理解していただけるように努めてまいりたいと思っております。
28
小熊慎司(立憲)
それは予算も限られていますから、それを肩代わりしろという話じゃなくて、有為な人材をしっかり使うということが世界のためになるということで、この人材を無駄にしないように、是非意識的に連携をしていっていただきたいというふうに思います。
次に移ります。
私の家内が、妻が行っていた協力隊の方、配付資料にあるとおり、近年、募集人数、応募者数の差が出ていますけれども、かつては、応募する人が多かったからその中から選んでいたんですけれども、今、応募人数を下回っている、一般の方は特に下回っている状況でもあります。
シニア層も考えると、今まで、団塊の世代の人とか、それな…
この発言のページ
29
岩屋毅(自民)外務大臣
御指摘のとおり、六十年の歴史を持つJICA海外協力隊ですけれども、これまで世界各地に延べ五万七千人以上の日本国民が派遣されまして、開発途上国の経済社会の発展に貢献するとともに、草の根レベルでの信頼と相互理解を深めて、我が国と開発途上国との間の懸け橋となってきてくれております。
また、JICAの海外協力隊に対する海外、途上国からの評価も非常に高くて、各国からの派遣要請に応えられるように、できるだけ多くの方に協力隊員に応募していただくことが重要なのですが、委員御指摘のような状況になっていることも事実でございます。
したがって、積極的な広報活動に加えまして…
この発言のページ
30
小熊慎司(立憲)
これも先ほど言ったように、国民への理解促進が必要で、外務省の資料にも、JICA海外協力隊の帰国後支援などを通じた日本経済社会への還流も重要だと言っていて、僕、十年以上、これはもっと、先ほどの見える化、可視化をしなきゃいけないという話をしているときに、結局、数値として見える化で出てくるものというのは、帰ってきた後、こういうふうに就職しています、職場に戻れています、こういうところに就職しましたというものだけで、なかなかその数値化はできないんですが、いかに社会の中に還流しているかというのをもっと追っかけていかなきゃいけないなと思っています。
駒ケ根の訓練施設…
この発言のページ
- (上の発言)
31田田中明彦独立行政法人国際協力機構理事長
今、本当に、小熊先生がおっしゃったように、協力隊というのは誠に日本にとっての貴重な人材でございまして、この協力隊が日本の社会に戻ってきたときにどうやって活躍できるかという、この活躍を国民の皆さんに見ていただくということによって、この事業の有益さというものを理解していただくということが大事だと思っております。協力隊の三つの目的の一つはボランティア経験の社会還元ということですし、二〇二三年六月に閣議決定された開発協力大綱にもそのことは触れられております。
ただ、これをどうやって見える化していくかということは非常にチャレンジングなんですけれども、ここ二年ほど、JICAでは協力隊のOB、OGの方の社会還元表彰というのをやっておりまして、本当はほとんどの方をみんな社会還元表彰をしたいんですけれども、その中の特に有意義、目立つ活動、それから、特に日本の地方に役立つような活動をしている協力隊の経験者をJICAとして表彰して、この事例を本にしたり、あるいはいろいろなところで展開する。
それからまた、協力隊の経験者の中には現職教員の方も大勢いらっしゃいますし、それから、帰ってきて学校で自分の経験を伝えたいという人もいらっしゃいますので、こういう人たちに是非協力していただきたいというふうに思っております。
それから、ここ二、三年積極的に進めておるのは、グローカルプログラムと私どもが言っておるものなんですが、これは、協力隊に派遣する前に、日本の地方の活性化に協力したいと思っている皆さんに、日本の地方自治体に二、三か月OJTで行ってもらって、日本の課題をまず認識してもらって、それから海外に行ってもらうという取組をやっております。
こういうことを含めて、協力隊の活動が日本社会の隅々まで役に立っているということを御理解していただけるように努めてまいりたいと思っております。
32
小熊慎司(立憲)
可視化するのにはなかなか大変なんですけれども、是非幅広に見ていかなきゃいけないというふうに思います。
自分の関わった職場というか専門職の中での還元ではなくて、それ以外の、本当に、ありますから、是非そうした見える化。あと、現地ででも、自分の専門で貢献しただけじゃなくて、先ほど言ったとおり、日本人としてただ生活しているだけでも感動を与えていて、外務省には申し訳ない、下手な外交官よりもよっぽど日本のプレゼンスを上げてもらっている隊員も多くいますから。
そういうところも、現地でやっていたことのそういう部分の評価も併せてしていくということが、両方です、国内外で…
この発言のページ
33田田中明彦独立行政法人国際協力機構理事長
まずもって、JICA職員が、フィリピン共和国向け円借款、首都圏鉄道三号線改修事業の調達手続に関する秘密情報を漏えいした事案について、このような事態が発生したことを重く受け止めております。御迷惑、御心配をおかけしていることを深くおわび申し上げたいというふうに思います。
それで、現在、検証委員会をつくりまして、そもそもなぜこの事案が起きたのかということを検証してもらうとともに、これに対してJICAの対応が適正であったのかどうかという検証もお願いしておるところでございます。この検証委員会の検証はまだ継続中でございますけれども、これを受けて、私どもとして再発防…
この発言のページ
34
岩屋毅(自民)外務大臣
JICAから外務省に対して、正式な報告は二〇二三年十一月になされました。
外務省としては、本件漏えい事件を重く受け止めて、JICAに対して事実関係の確認と再発防止の取組を進めるように指示してきたところでございます。
今も答弁にありましたように、JICAが今検証委員会を設置をして検証しておりますので、その結果を踏まえて、国民の信頼回復に向けて、引き続きしっかりと監督をしてまいりたいと考えております。
この発言のページ