石破茂 (自由民主党)内閣総理大臣

2024年12月16日・第216回国会 参議院 予算委員会 第4号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 137 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 451 発言)

私自身、森内閣の防衛庁副長官をしておったときから、あるいは委員もそのときから、党は違いますが、一緒に仕事をさせていただきました。足らざるところは反省をいたします。私自身として一生懸命訴えてまいったつもりでございますが、足らざるところは更に強力に皆とともにやってまいります。

足りません、自衛官足りません。定数の九割しかおりません。九割しかいないということはそれは本当に大変なことなのであって、今までもそういうことはありましたが、今、周り中、核を持った専制独裁国家が取り囲み、核能力だけではない通常戦力も飛躍的に拡大をしつつある。そして、我々と違う政治体制ですから、意思決定が非常に早い、そして予測がし得ないものもあり得るので、そういうリスクに備えるときに今の九割では全く足りません。いかにしてこれを充足率を上げていくかということと同時に、新しい隊員も募集しても半分も来ないということでございます。

そして、私どもが今、私が長でございますが、防衛大臣を中心として俸給の改定とかいろんなことをやっていますのは、若年定年でございますから、五十五歳で、あるいは五十六歳で自衛官は退職をする。その間、いかな他国と遜色がない手当をなされたとしても、その後どうなるんですかという人生設計をきちんとすることは、それは防衛省・自衛隊だけに任せていていいものではない。国土交通省であり経済産業省であり文部科学省であり農林水産省であり、自衛官が足りないということは国家全体の問題でございます。それは私も折あるごとにこのことは申し上げておりますが、更にこれは徹底していきたいと思っています。

いざとなったらば自衛隊が何とかしてくれるんでしょうとか、いざとなったらアメリカが来てくれるんでしょうとか、そういうような考え方があってはならない。もちろん、そういうものに対する信頼性を上げていくことは大事ですが、自衛官になってよかったねと思っていただける、そういう体制をつくるのは私は国家の責務だと思っています。それに奉職する人、そしてその御家族、支える人たち、そういう人たちが自衛官に対して本当に尊敬、感謝、その思いを持つことであり、自衛官自身も自分たちが市民の一員であるという意識を持ちながら、そういう社会が望ましいと思っておりますので、御指摘を踏まえて、足らざるところは更に努力をさせていただきます。

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