望月禎文部科学省初等中等教育局長

2024年12月19日・第216回国会 参議院 文教科学委員会 第2号(外部サイト、新しいタブで開きます) の 48 番目の発言(外部サイト、新しいタブで開きます)(全 227 発言)

過去の検討経緯に係りますので、私の方から御答弁させていただきます。

現行の学習指導要領の内容を検討しておりました平成二十八年の二月、まさに日本学術会議の方からの御提言もいただきまして、その際、物理、化学、生物、地学の四領域全てを網羅する総合科目を創設する、六から八単位を割り当てて必履修化すべきとの御提言でございました。

この提言も含めまして、中央教育審議会、前回、実際日本学術会議の提言に関係した委員の方からの追加説明もいただきまして検討を行いました。その結果、科目を総合化したりあるいは必履修科目の単位数をこれ以上増やしたりするということに関しては、高校生の多様な学習ニーズへの対応、学校裁量の拡大、あるいは教師の確保、また、まさにさっき水野委員からもおっしゃられましたいわゆるカリキュラムオーバーロード的な観点、これも含めまして、四領域の基礎が十分理解できるように高校生全員に行うことは難しいという結論に至ったということでございます。

こうした検討を踏まえまして、平成三十年に告示されました高等学校の学習指導要領、現行でございますけれども、この高等学校の理科におきましては、科学と人間生活に加えまして、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の四つから一つ、又は物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎の中から三つのいずれかを選んで履修することとしたものでございます。

近日中に開始する次期学習指導要領の改訂に向けた検討におきましても、こうした現行制度の成果や課題も踏まえまして、様々な御意見を拝聴しながら、丁寧に検討してまいりたいと考えてございます。

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